藤青雲龍輝

藤青雲 龍輝について

藤青雲 龍輝（ふじせいうん たつき）は、1997年12月5日生まれで、熊本県熊本市西区の出身の現役大相撲力士です。彼は藤島部屋に所属しており、本名は東 龍輝（ひがし たつき）です。身長185cm、体重139kgと恵まれた体格を持ち、血液型はA型。彼の最高位は2023年7月場所で記録した東十両6枚目です。

来歴

藤青雲は熊本市立河内小学校の1年生の時に地元の中村相撲道場で相撲を始めましたが、3年生のときに一時相撲を離れました。その後、4年生から6年生までは野球に打ち込み、その後熊本市立河内中学校では柔道部にも所属しました。文徳高校に進学すると相撲部に加入し、明治大学に進むと、4年生のときに国体で個人ベスト32に入る経験を積みました。

2020年3月に大学を卒業した後、凸版印刷に入社し埼玉県内の工場で働きながら相撲部に在籍し実業団選手として活動する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で活動が困難となったことから大相撲入門を決意しました。明治大学の相撲部出身者の先輩である元幕内の武雄山（14代山分）との縁で藤島部屋に入門し、新弟子検査の年齢制限緩和を受けて2021年3月場所で初土俵を踏みました。初土俵となったこの場所では、前相撲が中止となったため、全ての力士が一番出世扱いとなり、初土俵の場所は特異な形で迎えました。

初めての番付が載った5月場所では、同部屋の勝呂（後の藤闘志）とともに全戦勝利を収め、優勝決定戦で勝呂を破って序ノ口優勝を果たしました。続く7月場所でも序二段に昇進しながらも優勝決定戦に惜敗し、三段目に進んだ9月場所では再び全勝し、三段目優勝を達成します。2022年9月場所には東幕下5枚目まで番付を上げ、勝ち越しを収めましたが、その後の11月場所では負け越しに終わりました。

2023年に入ってからも劇的な成長を見せ、1月場所では連勝を記録し、3月場所での関取昇進を果たしました。3月29日には5月場所の新十両昇進が決定し、明治大学出身者からは23年ぶりとなる新十両昇進でもありました。

5月場所では14日目に勝ち越しを決め、最終的には9勝6敗で終了。7月場所では最高位を更新するも、右膝前十字靱帯損傷の怪我に見舞われ、7月場所の初日から休場することとなりました。その後、左膝前十字靱帯の断裂が判明し、手術を受けることになります。術後3ヶ月間はリハビリに専念し、2024年1月場所で復帰します。

復帰後の初場所では7戦全勝し、三段目優勝を果たし、次の3月場所では4勝3敗を収めるなど順調な復帰を果たします。5月場所では再び7戦全勝で優勝し、翌7月場所での十両復帰が決まるなど、着実に力をつけています。

エピソード

藤青雲が入門した当初、公式プロフィールの出身地は埼玉県朝霞市となっていましたが、2021年7月場所から熊本県熊本市西区に変更されました。

主な成績（2024年7月場所終了時点）

通算成績は94勝41敗29休、連勝記録としては21連勝を誇り、各段優勝も数回有しています。このような実績を積み重ねながら、藤青雲の今後の活躍が大いに期待されています。

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