蘇原駅

蘇原駅について

蘇原駅（そはらえき）は、岐阜県各務原市蘇原瑞雲町一丁目に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。駅番号はCG03です。

歴史

蘇原駅は、1942年（昭和17年）6月1日に高山本線の那加駅 - 各務ケ原駅間に新設開業しました。当初は旅客営業のみでしたが、同年11月15日には貨物の取り扱いも開始されました。しかし、1978年（昭和53年）10月1日に貨物の取り扱いを廃止し、1984年（昭和59年）2月1日には荷物扱いも廃止されました。

1985年（昭和60年）4月1日には無人駅となりましたが、しばらくの間は鵜沼駅からの出張扱いで乗車券類が発売されていました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。1997年（平成9年）には駅舎が改築され、2010年（平成22年）3月13日にはICカード「TOICA」の利用が可能となりました。

駅構造

駅構造は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅です。駅前には各務原市が設置した水洗式便所があります。

特急列車が普通列車を追い越す場合は、1番線と3番線に普通列車が待避し、特急列車が2番線を通過します。待避がない場合の普通列車は、下りは1番線、上りは2番線に停車します。

当駅は、航空自衛隊岐阜基地のJR線の最寄り駅であり、航空祭が開催される際には駅員が配置されます。また、岐阜駅との間で臨時列車が運転されます。

のりば

蘇原駅は、岐阜駅が管理する無人駅です。開業以来の大きな駅舎が残っていましたが、1997年にコンパクトで待合室機能だけを持つ建物に改築されました。TOICA専用の簡易改札機が設置されていますが、自動券売機は設置されていません。二つのホームにそれぞれゴミ箱が設置されていましたが、2006年（平成18年）12月にセキュリティ強化のため撤去されました。

利用状況

一日平均の乗車人員は以下の通りです。

2006年度 - 866人
2007年度 - 865人
2008年度 - 860人
2009年度 - 872人
2010年度 - 915人
2011年度 - 935人
2012年度 - 941人
2013年度 - 974人
2014年度 - 987人
2015年度 - 1,038人
2016年度 - 1,036人
2017年度 - 1,039人
2018年度 - 1,019人

名古屋駅へは、名鉄で犬山駅や名鉄岐阜駅を経由するよりも、岐阜駅で東海道本線に乗り換える方が早いため、利用客は年々増加しています。しかし、高山本線の運転本数が少ないため、付近にある名鉄三柿野駅には及びません。JRにおける航空自衛隊岐阜基地への最寄り駅であるため、航空祭の開催日には駅員が臨時に配置され、岐阜駅から臨時列車も数本運行されます（開催日でも特急「ひだ」は臨時停車せず通過します）。

駅周辺

名古屋鉄道各務原線 - 三柿野駅
川崎重工業航空宇宙システムカンパニー岐阜工場
航空自衛隊岐阜基地
中部電力 蘇原電力所
前渡不動尊
ホテル ルートイン 各務原
各務原警察署 蘇原交番
東濃信用金庫 蘇原支店

バス路線

各務原市ふれあいバス 「JR蘇原駅」バス停
蘇原線
蘇原中学校南口、各務原市役所前駅方面
* プリニーの市民会館前、東海中央病院、蘇原第一小学校前、プリニーの野球場前（市民球場前）方面

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線

那加駅 (CG02) - 蘇原駅 (CG03) - 各務ケ原駅 (CG04)

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