街から街へつむじ風

映画『街から街へつむじ風』について

『街から街へつむじ風』は、1961年1月14日に公開された日活制作のアクション映画です。監督は松尾昭典、主演は石原裕次郎が務めました。この映画は、石原裕次郎の代表曲の一つである「銀座の恋の物語」が挿入歌として使用されたことでも広く知られています。

あらすじ

物語は、東京郊外の寂れた寺の跡継ぎである若い男、正木晋一（石原裕次郎）がドイツから帰国するところから始まります。父親の勧めで、彼は都内の病院を継ぐことになります。しかし、その病院は老いた院長が病に倒れ、跡継ぎの副院長である息子はナイトクラブの歌手に溺れており、病院は荒れ果てた状態でした。さらに、病院の土地を狙う不動産会社が、汚い手を使って買収を企てていました。正木は、この状況を打破するために立ち上がります。

キャスト

正木晋一: 石原裕次郎
北川美樹子: 芦川いづみ
徳山冴子: 中原早苗
田村庄二: 小高雄二
坂崎: 大坂志郎
呉秘書: 西村晃
南かおる: 南寿美子
杉浦: 土方弘
飯田: 木島一郎
三郎: 近江大介
五郎: 神戸瓢介
八郎: 武藤章生
トリオ: 待田京介
トリオC: 沢井杏介
茂夫: 玉村駿太郎
酔いどれ医者: 浜村純
婦長: 原恵子
タミ: 漆沢政子
酒屋の店員: 石崎克巳
田村院長: 東野英治郎
徳山社長: 清水将夫
その他: 宇野重吉

スタッフ

監督: 松尾昭典
脚本: 山崎巌、山田信夫
企画: 児井英生、水の江滝子
音楽: 鏑木創
撮影: 岩佐一泉
スチール: 斎藤耕一
編集: 辻井正則
主題歌: 石原裕次郎「街から街へつむじ風」
挿入歌: 石原裕次郎＆牧村旬子「銀座の恋の物語」

作品の特徴

この映画は、アクション要素に加え、病院を舞台にした人間ドラマが展開されます。石原裕次郎演じる主人公が、様々な困難に立ち向かいながら成長していく姿が描かれています。また、挿入歌として使用された「銀座の恋の物語」は、映画のロマンチックな雰囲気を高める重要な要素となっています。映画の舞台となる病院の荒廃した様子や、不動産会社の強引な買収劇など、当時の社会情勢も垣間見ることができます。映画ファンだけでなく、昭和の時代に興味のある方にとっても見応えのある作品です。

外部リンク

街から街へつむじ風 日活
* 街から街へつむじ風 映画DB

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