衿川区庁駅

衿川区庁駅について

衿川区庁駅（韓国語：衿川区庁えき）は、大韓民国の首都圏に位置するソウル特別市衿川区に所在しています。この駅は、韓国鉄道公社（KORAIL）が運営しており、利用者にとって便利な交通の拠点となっています。

乗入れ路線

衿川区庁駅は、京釜線に属しています。実際には、この駅から南へ約0.4kmの地点に京釜高速線の始興連結線分岐があり、京釜線と京釜高速線の接続地点でもあります。ただし、KTX（韓国高速鉄道）については、在来線経由を含め、全列車がこの駅には停車しないため、利用者は注意が必要です。駅には、京釜電鉄線や、KTX光明駅行きの光明シャトル（首都圏電鉄1号線）の電車が発着しています。駅の番号は(P144)となっています。

駅構造

衿川区庁駅の構造は、地上にある島式ホームが2面と4線から成っています。電鉄線のホームは高床設計ですが、北側のホームには以前トンイル号が停車していた低床ホームが存在していました。この低床ホームは現在は使用されておらず、立ち入りができない状況です。また、ホームと駅舎は跨線橋でつながれており、利用者が安全に行き来できるよう配慮されています。駅の出入口は東側の1番出入口のみで、周辺の歩道橋を通じて西側へ行くことも可能です。

利用状況

衿川区庁駅の一日平均乗車人員は、年々変動していますが、近年の利用者数は一定の増加傾向が見受けられます。この駅周辺は、住民センターや保健所などがあり、住民の生活にも密接に関わっています。

駅周辺の施設

駅周辺には、西海岸高速道路や安養川が平行して流れており、交通アクセスが良好です。また、衿川区庁や始興1洞住民センター、治安センター、保健所などが近くに位置しており、地域の行政サービスや医療機関へもアクセスしやすい環境となっています。

歴史

衿川区庁駅は、1908年4月1日に「始興駅」として開業しました。その後、1974年には京釜電鉄線が水原駅まで延伸され、1981年には現在の駅舎が完成しました。1999年6月にはトンイル号の客扱いが停止され、電鉄のみの停車となりました。さらに、2006年12月には光明シャトルの運行が開始され、2008年には駅名が「衿川区庁駅」に改称されました。この改称は、地域住民の混乱を避けるために行われたもので、住民へのアンケートや協議を経て実施されました。

隣の駅

衿川区庁駅には、急行と緩行の路線が存在し、加山デジタル団地駅や安養駅などが近くに位置しています。これにより、利用者は複数の行き先へのアクセスが可能です。

衿川区庁駅は、地域の交通機関として重要な役割を果たしており、住民の移動手段として欠かせない存在です。

もう一度検索