西海岸高速道路

西海岸高速道路（15号線）について

西海岸高速道路は、韓国の西海岸地域を南北に縦断する主要な高速道路であり、全羅南道務安郡からソウル特別市衿川区まで、全長336kmに及ぶ長大な路線です。この道路は、韓国西部の海岸地域に位置する産業団地や港湾を結び、地域経済の発展に重要な役割を果たしています。

概要

西海岸高速道路は、1990年代から事業化され、忠清・湖南地方の海岸地域や、高速道路から離れていた木浦市へのアクセスを向上させることを目的として建設されました。特に、平沢と唐津の間にある牙山湾を渡るルートは、大規模な工事を必要としました。

2001年8月24日までは、現在の第二京仁高速道路と嶺東高速道路の一部が西海岸高速道路の一部として指定されていましたが、路線の再編により、現在の形となりました。また、2011年には、南海高速道路へ繋がる国道2号との連絡道が開通したことで、一部区間の高速道路指定が解除され、国道2号に編入されました。

京畿道区間では、開通当初から交通量が非常に多く、産業団地の開発が進むにつれて、慢性的な渋滞が発生するようになりました。そのため、バイパス路線として、平沢始興高速道路、平沢坡州高速道路、益山平沢高速道路などが整備されています。

路線データ

起点: 全羅南道務安郡三郷面（竹林JCT）
終点: ソウル特別市衿川区禿山洞（衿川IC）
全長: 336.0 km
制限最高速度:
110 km/h（梅松IC - 衿川IC間を除く）
100 km/h（梅松IC - 衿川IC間）
制限最低速度: 50 km/h
車線数:
基本：4車線
唐津JCT～西平沢IC、西平沢JCT～安山JCT：6車線以上
日直JCT～所下JCT：8車線
西平沢IC～西平沢JCT、安山JCT～日直JCT：10車線

一部混雑区間では、時間帯によって路肩を車線として活用するLCS（Lane Control System）が導入されています。

歴史

1994年7月6日：安仲IC（現：西平沢IC）- 安山JCT - 西昌JCT間 開通
1995年12月28日：安山JCT - 日直JCT ソウル-安山高速道路として開通
1998年8月25日：務安IC - 木浦IC 開通
1998年10月30日：群山IC - 舒川IC 開通
1998年11月25日：始興（シフン）IC（現：衿川IC）-日直JCT ソウル安山高速道路として開通
2000年11月10日：安仲IC - 唐津IC 開通
2001年8月24日：高速国道路線指定令改正により、路線番号が11号線から15号線に変更。ソウル-安山高速道路を西海岸高速道路に統合。起点を西昌JCTから木浦ICに変更。西昌JCT-安山JCTは嶺東高速道路へ路線名変更。
2001年11月10日：舒川IC - 唐津IC間 開通
2001年12月21日：務安IC - 舒川IC間 開通（これにより全線開通）

道路状況

交通量: 交通量統計年報（随時統計）を参照

通過する地域

西海岸高速道路は以下の地域を通過します。

全羅南道: 務安郡 - 咸平郡 - 霊光郡
全北特別自治道: 高敞郡 - 扶安郡 - 金堤市 - 群山市
忠清南道: 舒川郡 - 保寧市 - 洪城郡 - 瑞山市 - 唐津市
京畿道: 平沢市 - 華城市 - 安山市 - 軍浦市 - 安山市 - 始興市 - 安養市 - 光明市
ソウル特別市: 衿川区

その他

詳細なインターチェンジ情報や交通状況については、関連する道路交通情報サイトや地図アプリを参照してください。

外部リンク

西海岸高速道路一部開通

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