補陀寺 (秋田市)

補陀寺（ほだじ）

補陀寺は、秋田県秋田市に位置する曹洞宗の寺院であり、秋田三十三観音霊場の第23番札所として知られています。

概要

亀像山補陀寺は、1349年（正平4年/貞和5年）に安藤盛季（安藤師季の過伝である可能性あり）が月泉良印を招き、比内庄松原（現在の秋田県大館市）に創建されたと伝えられています。二世である無等良雄は藤原藤房と同一人物であるという伝承があり、寺の背後地にはその墓が存在します。その後、現在地に移転しましたが、その詳細な経緯は不明です。移転前の地は矢立廃寺跡（秋田県指定史跡）であると言われていますが、発掘調査の結果と伝承には矛盾があり、確定には至っていません。總持寺の直末として、東奥の小本山、あるいは東北の中本山とも称されています。また、寺内には秋田七福神の大黒天札所があります。

年表

1349年（正平4年/貞和5年）：月泉良印により開山
室町時代：現在地に移転
1778年（安永7年）：本堂が再建
1984年（昭和59年）：本堂が改修

文化財

楼門
本堂

上記の楼門と本堂は秋田市指定有形文化財に指定されています。

所在地・アクセス

所在地：秋田県秋田市添川字境内43

バス
補陀寺前下車（JR東日本 奥羽本線 秋田駅から約25分）
秋田中央交通（添川経由または秋田温泉経由蓬田上丁行き）

その他

駐車場：有り

補陀寺は、長い歴史と文化財を持ち、地域の人々にとって心の拠り所となっています。静寂に包まれた境内を訪れ、歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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