西ケ原駅

西ケ原駅について

西ケ原駅（にしがはらえき）は、東京都北区西ケ原二丁目に位置する東京地下鉄（東京メトロ）南北線の駅です。駅番号はN15で、都心へのアクセスを担っています。

歴史

この駅の建設には、以下のような歴史があります。

1986年（昭和61年）2月17日：駅建設に先立ち、遺跡の発掘調査が開始されました。
1987年（昭和62年）10月9日：発掘調査が完了しました。
1991年（平成3年）11月29日：西ケ原駅が開業しました。
2002年（平成14年）4月：業務委託駅となりました。
2004年（平成16年）4月1日：帝都高速度交通営団（営団地下鉄）の民営化に伴い、東京地下鉄（東京メトロ）に駅が継承されました。
2007年（平成19年）3月18日：ICカード「PASMO」が利用可能になりました。
2015年（平成27年）3月13日：発車メロディが変更されました。

駅構造

西ケ原駅は、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。ホームには安全対策としてホームドアが設置されています。ホームと改札階は階段、エレベーター、エスカレーターで繋がっており、改札外コンコースと地上部を結ぶエレベーターも設置されています。駅の建設前には、南北線建設区域周辺が埋蔵文化財包蔵地であったため、大規模な発掘調査が行われました。調査は1区から5区に分けて実施され、縄文時代や弥生時代の貴重な遺構が多数発見されるという大きな成果を上げました。

のりば

東京メトロ南北線の路線において、西ケ原駅は以下の駅の間に位置しています。

1番線：赤羽岩淵方面
2番線：目黒方面

発車メロディ

開業当初から、吉村弘氏が作曲した南北線全駅共通の発車メロディが使用されていましたが、2015年3月13日に駅オリジナルのメロディに変更されました。現在使用されているメロディは、1番線が山崎泰之氏作曲の「桜並木を望んで」、2番線が福嶋尚哉氏作曲の「風のゆくえ」です。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は8,735人であり、東京メトロ全駅の中で最も利用者が少ない駅となっています。2019年度までは、都営地下鉄の中で最も利用者の少ない新高島平駅よりもさらに少なく、東京の地下鉄全駅中で最少でしたが、2020年度には国立競技場駅が最少となりました。

駅周辺

西ケ原駅周辺には、以下の施設があります。

国立印刷局東京工場
花と森の東京病院
旧古河庭園
東京都北区防災センター（地震の科学館）
東京消防庁滝野川消防署
滝野川公園
北区滝野川体育館
警視庁滝野川警察署
北区滝野川会館
北区滝野川文化センター
北区立滝野川図書館
北区役所滝野川区民事務所
北区滝野川福祉保健センター
北区滝野川地域包括支援センター
西ヶ原郵便局
JR京浜東北線 上中里駅
瀧野川女子学園中学校・高等学校
七社神社
東京ゲーテ記念館
渋沢史料館

バス路線

駅周辺には、以下のバス路線が運行しています。

花と森の東京病院
北区コミュニティバス（Kバス）
王子・駒込ルート（JR駒込駅方面／JR王子駅方面）

隣の駅

東京メトロ南北線における西ケ原駅の隣の駅は以下の通りです。

駒込駅 (N 14) - 西ケ原駅 (N 15) - 王子駅 (N 16)

脚注

東京メトロの1日平均利用客数
東京都統計年鑑

参考文献

『東京地下鉄道南北線建設史』帝都高速度交通営団、2002年3月31日。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

西ケ原駅/N15 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ

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