西寧駅

西寧駅の概要

西寧駅（せいねいえき）は、中国の青海省西寧市にある主要な鉄道駅です。この駅は中国国鉄青蔵鉄路公司に管理されており、都市中心部から約5kmの距離に位置しています。西寧駅は、複数の鉄道路線が集まる重要な交通拠点として、旅客や貨物の輸送に利用されています。

駅の構造

西寧駅は地上駅で、単式ホームが2面、島式ホームが7面設けられています。また、南北にはヤードや車輌基地が存在し、近年の拡張工事によって、将来の西寧地下鉄1号線の建設に必要なスペースも確保されています。このようなインフラ整備により、駅はますます利用しやすくなっています。

所属する路線

西寧駅は以下の主要な鉄道路線に接続しています：

• - 蘭青線：西寧駅はこの路線の終点で、蘭州駅から187.4kmの距離です。
• - 青蔵線：本駅が起点で、ラサ駅までの距離は1,956kmに及びます。
• - 寧大線：ここも起点とし、大通県駅まで36.7kmの範囲をカバーしています。
• - 蘭新線第二複線：この新しい路線も西寧駅を通ります。

駅の利用状況

西寧駅は、一等駅として位置付けられており、蘭青線、青蔵鉄道、寧大線において、旅客と貨物の両方の取り扱いがあります。2009年のデータによると、46本の旅客列車がこの駅に発着し、17本の始発列車が運行されています。これにより、地域の交通需要をしっかりとサポートしています。

周辺施設

西寧駅の周囲にはいくつかの宿泊施設や銀行も存在し、旅行者にとって便利です。代表的な宿泊施設には、車站賓館、富凱賓館、美寧賓館、および数つのホテルがあります。また、周囲には中国農業銀行や中国工商銀行といった銀行が立地しており、利便性が高いです。駅の近くには西寧バスターミナルもあり、陸路交通の要所ともなっています。

駅の歴史

西寧駅の建設は1959年に始まり、同年の10月1日に開業しました。当初は西寧鉄路局の管轄下にありましたが、その後、1964年に蘭州鉄路局に移管されました。1979年には青蔵鉄道がゴルムド駅まで開通し、地域の鉄道ネットワークが一層充実しました。2002年には青蔵鉄路公司に移管され、2011年には駅の拡張工事が実施されるために一時閉鎖されました。2014年12月25日に営業が再開され、翌日は蘭新線第二複線も開業しました。

これらの歴史的な背景とともに、西寧駅は現在も変わらず重要な交通の拠点であり、ますます利用者が増えることでしょう。

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