西寺方町

西寺方町（にしてらかたまち）について

西寺方町は、東京都八王子市の北西部に位置する、住居表示が実施されていない単独の町名です。郵便番号は192-0153で、恩方郵便局の管轄下にあります。かつては恩方村の一部であり、自然豊かな地域として知られています。

地理

西寺方町は、八王子市北西部の旧恩方村に位置し、北浅川と小津川の北岸に広がっています。この地域には宝生寺団地が造成されており、住宅地としての側面も持っています。町の北西部には首都圏中央連絡自動車道（圏央道）が通過していますが、インターチェンジは設置されていません。また、町南部には東京都道521号上野原八王子線（陣馬街道）が通っており、交通の要所となっています。

隣接する地域としては、北は上川町・川口町、東は上壱分方町・弐分方町、南は川町・下恩方町、西は下恩方町・美山町があります。

歴史

江戸時代、この地域は寺方村と呼ばれていました。明治11年（1878年）に南多摩郡内で村名が重複したため、区別のために「西」が付けられました。この時、重複の対象となったもう一方の「寺方」は、現在の多摩市東寺方を指します。

沿革

• - 1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、神奈川県南多摩郡の下恩方村、上恩方村、西寺方村、小津村が合併し、恩方村が成立。西寺方村は恩方村大字西寺方となります。
• - 1893年（明治26年）4月1日：南多摩郡が東京府に移管されます。
• - 1943年（昭和18年）7月1日：東京都制施行により、南多摩郡は東京都の管轄となります。
• - 1955年（昭和30年）4月1日：恩方村が八王子市に編入され、恩方村大字西寺方は八王子市大字西寺方となります。
• - 1956年（昭和31年）10月1日：八王子市大字西寺方が町名変更により西寺方町となりました。

世帯数と人口

2017年（平成29年）12月31日時点での世帯数と人口は以下の通りです。
（具体的な数値は省略します）

教育

西寺方町内の小・中学校の学区については、八王子市立の学校に通学することになります。
（具体的な学区は省略します）

交通

鉄道

町内には鉄道は通っていません。

道路

西寺方町の北西部を首都圏中央連絡自動車道（圏央道）が通過していますが、インターチェンジは設置されていません。南部には東京都道521号上野原八王子線（陣馬街道）が通っており、この道路が主要な交通路となっています。宝生寺団地へは、「宝生寺団地入口」交差点から市道を通じてアクセスできます。また、陣馬街道の「小田野」交差点からは美山街道（市道）が分岐しています。

路線バス

西東京バスの以下の系統が宝生寺団地に乗り入れており、京王八王子駅や高尾駅からのバスが利用できます。

• - 陣01（京王八王子駅 - 四谷 - 宝生寺団地）
• - 陣02（京王八王子駅 - 四谷 - 宝生寺団地 - 恩方車庫）
• - 霊園11（高尾駅 - 東京霊園 - 宝生寺団地）

さらに、陣馬街道上には以下の系統が運行しています。

• - 陣04・05（京王八王子駅 - 四谷 - 宝生寺団地入口 - 大久保・恩方車庫・繊維団地）
• - 西八王子駅 - 四谷 - 宝生寺団地入口 - 恩方車庫・繊維団地
• - 恩方車庫 - 宝生寺団地入口 - 高尾駅南口

主要な施設

西寺方町内には以下の施設があります。

• - 恩方郵便局
• - 陵北病院
• - 恩方病院

まとめ

西寺方町は、歴史的な背景を持ちながらも、現代的な住宅地としての顔も持つ地域です。自然豊かな環境と、生活に必要な施設が整っている点が魅力と言えるでしょう。交通の便も、路線バスが充実しているため、比較的良好です。

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