西牟田駅

西牟田駅について

西牟田駅（にしむたえき）は、福岡県筑後市西牟田に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅です。駅番号はJB19で、筑後市の北端に位置し、久留米市との市境が近くにあります。

歴史

西牟田駅は、1937年（昭和12年）5月17日に鉄道省によって開設されました。当初は旅客駅として開業し、その後、1944年（昭和19年）4月1日に一般運輸営業を開始しました。1961年（昭和36年）10月1日には貨物取扱が廃止され、1971年（昭和46年）2月20日には荷物扱いも廃止となり、無人駅となりました。

1976年（昭和51年）には簡易駅舎に改築され、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道（JR九州）が駅を継承しました。1996年（平成8年）には再び有人駅となりましたが、2016年（平成28年）3月26日に再度無人駅となっています。

ICカードSUGOCAは2009年（平成21年）3月1日から利用可能になりました。

駅名の由来

駅名は、開業当時の地名である三潴郡西牟田村に由来します。西牟田村は後に西牟田町となり、さらに筑後市と三潴町に分かれました。三潴町は町村合併により現在は久留米市の一部となっています。

「西牟田」の「牟田」は、「湿地を開墾した土地」という意味で、文字通り「湿地を開墾した土地の西側の集落」を示しています。九州には湿地帯が多いため、「牟田」という地名がよく見られます。例として大牟田市が挙げられます。

駅構造

西牟田駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。1971年に無人化されましたが、1996年に再び有人駅となりました。有人化の際に、無人駅時代に建てられた統一規格の簡易駅舎を改造し、駅事務室を設置しましたが、合理化のため2016年に再度無人化されました。

以前はJR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅でしたが、現在は無人駅です。駅には近距離きっぷの自動券売機と簡易SUGOCA改札機が設置されています。SUGOCAは利用可能ですが、カードの販売は行っておらず、チャージのみ可能です。

のりば

利用状況

2020年度の1日平均乗車人員は329人です。利用者は主に通勤・通学客で、かつては朝の上り快速が停車していた時期もありました。

駅周辺

駅は西牟田地区の中心部から少し離れており、駅周辺は民家が立ち並ぶ閑静な場所です。駅前を久留米市との市境が通っています。

筑後市立筑後北小学校
九州大谷短期大学
知的障害者更生施設 赤坂園

駅周辺にはバス路線はありません。最寄りのバス停は、東に約1km離れた国道209号沿いにある西鉄バス一条バス停、または西に約1km離れた本町四つ角バス停となります。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

鹿児島本線

■快速: 通過
■区間快速（一部列車のみ停車）・■普通: 荒木駅 (JB18) - 西牟田駅 (JB19) - 羽犬塚駅 (JB20)

脚注

西牟田駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

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