西舞鶴運転区

西舞鶴運転所

西舞鶴運転所は、京都府舞鶴市に位置するWILLER TRAINS（京都丹後鉄道、通称：丹鉄）の車両基地および乗務員基地です。宮津線（宮舞線・宮豊線）と宮福線の列車運行における重要な役割を担っています。

概要

西舞鶴駅構内に設けられたこの運転所には、特急用車両が7編成16両、普通列車用車両が12両配置されており、丹鉄の車両運用の中核を担っています。所属車両の保守・整備も重要な業務です。この運転所は、かつての日本国有鉄道（国鉄）西舞鶴機関区の系譜を受け継ぐもので、国鉄時代には舞鶴線（中舞鶴線・舞鶴港線を含む）と宮津線の車両基地として機能していました。

沿革

1946年（昭和21年） - 国鉄西舞鶴機関区が開設。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道（JR西日本）に継承。
1990年（平成2年）4月1日 - JR宮津線の北近畿タンゴ鉄道への転換に伴い、当運転区も移管され、北近畿タンゴ鉄道西舞鶴運転区となる。
2012年（平成24年） - 西舞鶴運転所に名称変更。傘下の福知山運転支区は福知山運転所、豊岡運転派出は豊岡運転所となる。
2015年（平成27年）4月1日 - 丹鉄に移管。

所属車両

KTR001形（6両）
愛称：「タンゴエクスプローラー」
3両編成2本が所属。グリーン車なしの普通車のみで構成されたモノクラス編成。
当初は各編成単独で運用されていましたが、1999年（平成11年）に連結可能に改造され、多客時には2編成を連結した6両編成での運用も行われました。
特急、快速、普通列車の定期運用や、臨時・団体列車などにも使用されていましたが、2013年（平成25年）3月16日のダイヤ改正で定期運用を終了。
KTR8000形（10両）
愛称：「タンゴディスカバリー」
JR西日本の183系電車との併結装置を持つ8000番台（2両編成2本）と、併結装置を持たない8010番台（2両編成3本）が所属。
主に特急車両として運用され、「はしだて」「まいづる」「たんごリレー」などで使用されますが、快速・普通列車としても定期運用されています。
KTR700形・KTR800形（12両）
トイレ付きのKTR700形が9両、トイレなしのKTR800形が3両所属。
基本的には単行で運用されますが、多客時には2両から3両編成で運用され、その際には車掌が乗務します。
主に宮舞線・宮豊線で普通列車として運用されるほか、宮福線でも使用されます。
過去には一部列車が豊岡駅からJR山陰本線に乗り入れ、城崎駅（現・城崎温泉駅）まで運転されていた時期がありましたが、1999年10月2日のダイヤ改正で廃止されました。

過去の所属車両

KTR1000形・KTR2000形（レインボーリゾート）
国鉄C58形蒸気機関車
国鉄C12形蒸気機関車
国鉄9600形蒸気機関車

乗務範囲

宮津線：西舞鶴駅 - 豊岡駅

関連項目

* 日本の車両基地一覧

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