観音寺駅 (愛知県)

観音寺駅（かんのんじえき）は、愛知県一宮市観音寺に位置する、名古屋鉄道尾西線の駅です。駅番号はBS12。

駅の概要

終日無人駅ですが、平日の朝には名鉄一宮駅方面へ向かう乗客でホームが大変混雑します。特に、名鉄一宮駅が終点の1つ手前の駅であるため、車内も混み合い、乗客の安全確保のため係員が配置されることがあります。

当駅から名鉄一宮駅方面は既に高架化されていますが、反対方面も2024年の完工を目指して高架化が予定されています。ただし、観音寺駅自体は高架化されず、地上駅として存続し、隣の苅安賀駅から交換設備が移設される予定です。

歴史

観音寺駅の開業には、駅付近にあった観音寺（現在は廃寺）の住職が深く関わっています。住職が駅の設置を働きかけたことが、開業のきっかけとなりました。

1928年（昭和3年）8月15日 - 開業。
1944年（昭和19年） - 営業休止。
1950年（昭和25年）7月22日 - 営業再開。同時に無人駅となる。
1966年（昭和41年）6月1日 - 駅名の読み方を「かんおんじ」から「かんのんじ」に変更。
2007年（平成19年）12月14日 - ICカード乗車券「トランパス」導入。
2011年（平成23年）2月11日 - ICカード乗車券「manaca」導入。
2012年（平成24年）2月29日 - 「トランパス」の利用を終了。
2024年（令和6年）10月25日 - 南側の旧駅舎・旧ホームの使用を終了。
2024年（令和6年）10月26日 - 北側の新駅舎・新ホームの供用を開始。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。2007年までは駅舎がありませんでしたが、自動改札機、券売機、精算機を備えた南側の旧駅舎が2024年10月25日まで使用されていました。翌10月26日に北側の新駅舎に移転し、ホームも北側に移動しました。旧駅舎と旧ホームは閉鎖されたまましばらく残されています。

新駅舎と新ホームの整備に合わせて、駅前にはロータリーと駐輪場が新設されました。

利用状況

「移動等円滑化取組報告書」によると、2020年度の1日平均乗降人員は1,442人です。

『名鉄120年：近20年のあゆみ』によると、2013年度当時の1日平均乗降人員は1,567人で、名鉄全駅（275駅）中193位、尾西線（22駅）中10位でした。

『名古屋鉄道百年史』によると、1992年度当時の1日平均乗降人員は896人で、岐阜市内線均一運賃区間内各駅を除く名鉄全駅（342駅）中233位、尾西線（23駅）中16位でした。

『愛知統計年鑑』によると、2010年度の1日平均乗車人員は701人です。

利用者は増加傾向にあり、多くは森上・津島方面ではなく名鉄一宮駅へ向かいます。

駅周辺

野田塾一宮西校
一宮市立大和中学校
名神高速道路・東海北陸自動車道 一宮ジャンクション
国道155号
一宮西インターチェンジ
* 一宮稲沢北インターチェンジ

隣の駅

名古屋鉄道

尾西線

苅安賀駅 (BS11) - 観音寺駅 (BS12) - 名鉄一宮駅 (NH50)

外部リンク

観音寺駅 - 名古屋鉄道

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