諏訪神社 (藤沢市片瀬)

諏訪神社の概要

諏訪神社（すわじんじゃ）は神奈川県藤沢市片瀬に所在し、片瀬諏訪神社（かたせすわじんじゃ）とも呼ばれています。この神社は、西側に下社、東側に上社と分かれた形で存在し、地域の信仰の中心として長い歴史を持っています。

祭神および歴史

諏訪神社の祭神には、建御名方命（たけみなかたのみこと）と八坂刀売命（やさかとめのみこと）が祀られています。創建は景気が良かった養老7年（723年）で、信濃国の諏訪大社からの勧請であるとされています。この神社は、他の地域に分霊した神社の中でも最も古いものの一つとされています。

下社は弘仁3年（812年）に当初の宮畑から現在の位置に移転し、上社は天長3年（826年）に諏訪ケ谷から浪合の山の中腹に移転しました。明治6年の1873年には村社に昇格し、下社の社殿は1941年に改築され、社務所も新しく建てられました。また、上社の社殿は昭和天皇の即位60年を祝うために建設されました。

2023年には、創建1300年を祝う祭りが10月22日に行われました。これは、地域の人々にとって特に重要な出来事であり、長い歴史が今なお生き続けていることを示しています。

祭事・年間行事

諏訪神社では、一年を通じて様々な祭事が行われています。元旦祭が1月1日に行われることから始まり、七夕祭が6月中旬から7月7日まで、夏季大祭は8月23日に行われます。特に注目すべきは、8月26日の宵宮、8月27日の浜降式、8月28日の例祭、神幸祭などで、地域の人々がこれらの行事に積極的に参加しています。

また、新嘗祭は11月の最終日曜日に、年末には大祓が12月31日に行われるなど、古来から続く伝統行事が数多くあります。神社の神紋には「梶の葉」が用いられ、上社と下社で異なるデザインが用意されています。

所在地およびアクセス

諏訪神社の下社と上社は、約200メートル離れており、徒歩で3分ほどでアクセス可能です。下社は藤沢市片瀬二丁目21番16号に位置し、近くの交通手段として江ノ島電鉄「湘南海岸公園駅」から徒歩約6分、湘南モノレールの「目白山下駅」や「湘南江の島駅」からはそれぞれ約9分、小田急江ノ島線の「片瀬江ノ島駅」からは約12分です。

一方、上社は藤沢市片瀬二丁目19番26号にあり、交通アクセスは湘南モノレール江の島線「目白山下駅」から約8分、江ノ島電鉄「湘南海岸公園駅」や「江ノ島駅」から約9分、小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」から約15分です。この神社は地域に密着した信仰の場であり、訪れる人々に対して安らぎを提供しています。

管理および関連情報

当神社の管理は、江島神社が兼務しています。また、諏訪神社は、全国各地に存在する諏訪大社の系列に属しており、藤沢市内には他に大鋸にも同名の神社があります。多様な祭事や地域の行事を通して、諏訪神社は地元のコミュニティの重要な一部として生き続けています。

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