資源地質学会

資源地質学会について

資源地質学会（The Society of Resource Geology）は、日本の地球科学分野における重要な学会の一つです。その歴史は、1949年に日本地質学会の鉱床部会として発足したことに始まります。その後、1951年に独立し、日本鉱山地質学会（The Society of Mining Geologists of Japan）と名称を改め、鉱山地質に関する研究成果を発表する場として、年6冊の学術誌『鉱山地質（Mining Geology）』を刊行していました。

学会名称の変更と国際化

社会情勢や鉱業情勢の変化に対応するため、1992年に学会名を現在の資源地質学会に変更し、定期刊行物も『資源地質（Resource Geology）』と改名しました。さらに、国際的な研究交流を促進するため、1998年からは国際英文誌と国内向けの和文誌を分離して刊行する体制となりました。国際英文誌は学会が編集を行い、印刷と出版はWiley-Blackwell社に委託しています。

定期刊行物

資源地質学会では、以下の定期刊行物を発行しています。

国際英文誌『Resource Geology』：年4冊発行され、国際的な研究者に向けて最新の研究成果を発信しています。
和文誌『資源地質（Shigen-Chishitsu）』：年2冊発行され、国内の研究者や関係者に向けて、日本語で詳細な研究情報を提供しています。

表彰制度

資源地質学会では、学会員の研究活動を奨励するため、以下の表彰制度を設けています。

1. 加藤武夫賞（Kato Takeo Award）
日本の鉱床学の発展に大きく貢献した加藤武夫東京大学教授の功績を記念して設立された賞です。鉱床学の分野で顕著な業績を上げた会員に贈呈され、非常に権威のある賞とされています。これまでの受賞者は以下の通りです。
1982年：石原舜三
1987年：佐々木昭
1993年：堀越叡
1997年：佐藤壮郎
2004年：井沢英二、梶原良道
2007年：島崎英彦
2009年：大本洋
2010年：鹿園直建
2012年：Jeffrey Hedenquist
2015年：島田允堯
2017年：正路徹也
2018年：臼井朗

2. The Best Article Award（論文賞）
毎年の国際英文誌『Resource Geology』に掲載された論文の中から、最も優れた論文の著者に贈られます。

3. 研究奨励賞（Research Incentive Award）

4. 技術賞（Technical Award）

関連情報

資源地質学会は、以下の関連団体と連携しています。

日本学術会議協力学術研究団体：日本の科学技術の発展に貢献する団体として、日本学術会議と連携しています。
日本地球惑星科学連合：地球惑星科学分野の複数の学会が参加する連合体の一員として、学術交流を行っています。

外部リンク

* 資源地質学会

この学会は、資源地質学の発展に大きく貢献しており、その活動は国内外の研究者にとって非常に重要な情報源となっています。

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