辻 (川口市)

埼玉県川口市大字辻について

概要

埼玉県川口市大字辻は、川口市の中央部、旧鳩ヶ谷地区に位置する地域です。郵便番号は334-0004で、鳩ヶ谷駅の南西部に広がっています。かつては辻村として存在し、その一部は地名変更により南鳩ヶ谷や坂下町となりました。また、かつて辻にあった辻公園は、現在では南鳩ヶ谷に所在します。

地理

辻は、川口市の中央部に位置し、主に鳩ヶ谷駅の南西部一帯を占めています。かつての大字辻の東部は、地名変更により南鳩ヶ谷へと変化しました。この地域には、以下の河川が流れています。

芝川（新芝川）
永堀川

歴史

辻の歴史は、江戸時代に足立郡平柳領に属する辻村として始まりました。以下に、その変遷を詳細に記します。

江戸時代: 辻村として、幕府領に属していました。その後、変遷はありませんでした。
1871年（明治4年）: 廃藩置県により埼玉県に編入されました。
1879年（明治12年）: 郡区町村編制法により、北足立郡に属することになりました。この時、郡内に同名の村が4つ存在していましたが、区別するための地名変更は行われませんでした。
1889年（明治22年）: 町村制施行により、辻村は前田村、三ツ和村、里村、浦寺村の飛地と合併し、北平柳村の一部（北平柳村大字辻）となりました。
1901年（明治34年）: 北平柳村が鳩ヶ谷町に編入され、鳩ヶ谷町大字辻となりました。
1940年（昭和15年）: 鳩ヶ谷町が川口市に編入され、川口市大字辻となりました。
1950年（昭和25年）: 川口市から分離し、再び鳩ヶ谷町大字辻となりました。
1967年（昭和42年): 鳩ヶ谷町が市制を施行し鳩ヶ谷市となり、大字辻の一部は、大字鳩ヶ谷、大字里、大字三ツ和の一部と合併し坂下町となりました。
1968年（昭和43年): 大字辻の一部が、大字三ツ和、大字前田の一部と合併し、南鳩ヶ谷となりました。
2011年（平成23年）: 鳩ヶ谷市が川口市に合併し、川口市大字辻となりました。

世帯数と人口

2018年3月1日時点での世帯数と人口については、別途資料をご参照ください。

教育

市立小・中学校への通学の場合、学区は以下の通りとなります。
(具体的な学校名については、最新の情報を川口市の公式サイトでご確認ください。)

交通

地区東端には国道122号が走り、地下には埼玉高速鉄道線が通っていますが、地域内に鉄道駅は設置されていません。最寄りの駅は埼玉高速鉄道線の鳩ヶ谷駅となります。

主要道路:

国道122号（岩槻街道）
埼玉県道34号さいたま草加線（第二産業道路）
東京都道・埼玉県道106号東京鳩ヶ谷線（天神橋通）
市民プール通り
西公民館通り

主な施設

辻には、以下の施設が存在します。

武南警察署
石田神社
真福寺
常住寺
たちばな幼稚園
青木水門
沼田公園
永堀川公園

脚注

本稿の作成にあたり、以下の文献を参考にしました。

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年。
「辻村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ140足立郡ノ6、内務省地理局、1884年。

関連項目

埼玉県第2区

外部リンク

* 川口市ホームページ

もう一度検索