近江長岡駅

近江長岡駅について

近江長岡駅（おうみながおかえき）は、滋賀県米原市の長岡地区にある、東海旅客鉄道（JR東海）および日本貨物鉄道（JR貨物）の東海道本線に属する駅で、駅番号はCA81です。この駅はJR東海の駅の中で「近江」と名の付く唯一の駅であり、地域の交通の重要な拠点となっています。

駅の歴史

近江長岡駅の歴史は1889年（明治22年）に始まります。7月1日、長岡駅（ながおかえき）として開業し、1909年に東海道本線に改称されました。1900年代初頭には運行形態の改善が進み、1914年に現在の駅名である近江長岡駅に改称されました。その後、この駅は地域の発展に伴い様々な変化を経て、1952年には大阪窯業セメント専用線が運行を開始しました。

1961年には駅舎が木造から鉄筋コンクリート造に改築され、利便性が向上しました。1970年代に入ると、貨物取扱が次々と廃止され、1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR東海とJR貨物に移行しました。また、2019年にはICカード「TOICA」の利用が可能となり、より便利な駅となりました。2024年には無人化が進み、自動改札機の導入や地域住民運営のカフェも開業予定です。

駅の構造

近江長岡駅は、島式ホーム2面4線を備える地上駅です。駅舎はホームの西側に位置し、ホーム間は地下通路でつながっています。2024年1月末まで有人駅でしたが、その後は無人駅になり、お客様サポートサービスが導入されます。この駅は冷暖房完備の自動券売機や、改札内にチャージ機が設置されており、利用者の利便性に配慮されています。また、東海道本線で最も西に位置する無人駅でもあります。

駅周辺の環境

近江長岡駅の周辺は、ロータリーを中心とした住宅と商業施設が点在しています。駅の裏側には田畑が広がり、地域の中心に位置しています。市役所支所や市民交流プラザなども近隣にあり、利便性があります。

接続交通機関

近江長岡駅からは、湖国バスの路線バスが運行されており、長浜駅や伊吹登山口などへのアクセスが可能です。また、まいちゃんバスの乗合タクシーも利用でき、地域の交通の便を提供しています。

利用状況

滋賀県の統計によると、近江長岡駅の平均乗車人員は一定の安定した利用者数を誇ります。日中には大垣発着の普通列車が上下線ともに頻繁に発着しており、朝夕には特急列車も運行されています。

まとめ

近江長岡駅は、歴史と成長を重ねた地域の重要な交通拠点として、今後も多くの利用者に愛され続けることでしょう。地域密着のカフェ店舗の開業や自動化の進展により、ますます便利な駅へと生まれ変わろうとしています。

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