逆瀬川駅

阪急今津線 逆瀬川駅

兵庫県宝塚市逆瀬川に位置する阪急電鉄今津線の駅、逆瀬川駅。駅番号はHK-27です。1921年9月2日、阪神急行電鉄（現・阪急電鉄）西宝線の宝塚駅～西宮北口駅間の開業と同時に誕生しました。その後、西宝線は今津線と改称され、1986年には駅舎の橋上化が実現。2013年には駅ナンバリング制度が導入され、現在に至ります。

駅構造と設備

地上駅で、相対式ホーム2面2線の構造を持ちます。1987年の宝塚市駅前再開発事業により、現在の橋上駅舎が完成しました。分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。2階建ての駅舎には、窓口、自動券売機、改札口、売店、コンビニエンスストア、トイレなどが集約されており、利便性が高くなっています。ホームと改札内コンコース、改札外コンコースと出入口の間は、バリアフリー対応としてエレベーターとエスカレーターが設置されています。ホームの有効長は、1号線が6両、2号線が8両です。宝塚方面が1号線、西宮北口方面が2号線と、スマートフォンアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では表示されています。

ダイヤと利用状況

毎時6本の電車が発着します。2021年の通年平均乗降人員は19,344人と、多くの人が利用する駅です。近年は、1日あたりの乗降・乗車人員は安定して推移しています。

駅周辺環境

駅周辺は高級住宅街として知られており、逆瀬川沿いの両岸には風格ある邸宅が立ち並びます。駅北側には、宝塚市役所、宝塚市立病院、宝塚郵便局、宝塚市立総合体育館・武道館、宝塚市立スポーツセンターなど、公共施設が集中しています。これらの施設へのアクセスも良好です。徒歩圏内には、末広中央公園（防災公園）、宝塚市立勤労市民センター、宝塚市末広体育館、宝塚市消防本部（西消防署）、宝塚保健所、宝塚逆瀬川郵便局なども存在し、生活に必要な施設が充実しています。さらに、イトーピア（旧宝塚市役所の跡地）、宝塚ゴルフ倶楽部、伊和志津神社といった歴史的・文化的施設も見られます。伊和志津神社は、加藤清正が朝鮮出兵から持ち帰った虎を飼育したと伝わる由緒ある神社です。

バス路線

駅東側と西側にバス乗り場があり、阪急バスが数多くの路線を運行しています。主な系統は以下の通りです。（2022年4月30日現在）

西口
1番のりば：光が丘北系統（171系統、173系統）
3番のりば：甲山・逆瀬台系統（102系統、103系統、104系統）
4番のりば：光が丘北系統（101系統）
5番のりば：宝塚西高校前行（生徒専用）

東口
6番のりば：武庫川線（35系統）
7番のりば：宝塚市内線（75系統、73系統、76系統、77系統）
80番のりば：宝塚営業所前行（80系統）
81番のりば：宝塚駅行（81系統、平日運行）
83番のりば：中野住宅前方面循環（83系統、朝1便のみ）

隣の駅

阪急電鉄今津線
宝塚南口駅 (HK-28)
小林駅 (HK-26)

逆瀬川駅は、住宅街と公共施設、そして便利な交通網が調和した、住みやすく利便性の高い駅といえるでしょう。

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