郡山 - 新潟線

郡山 - 新潟線 高速バス

福島県郡山市と新潟県新潟市を磐越自動車道経由で結ぶ高速バス路線です。全席指定制のため、事前に予約が必要です。

概要

かつて郡山と新潟の間には、磐越西線・信越本線を経由する急行「あがの」が運行していました。しかし、1985年に快速列車に格下げされ、1993年には運転区間が会津若松 - 新潟間に短縮されてしまいました。また、上越新幹線と東北新幹線を大宮駅で乗り継ぐルートもありますが、遠回りになる上に料金も高額です。

そのため、両都市間を直結する交通手段として、福島交通と新潟交通が2004年3月20日にこの高速バス路線の運行を開始しました。

新潟県中越地震時における対応

2004年の新潟県中越地震では、上越新幹線や上越線、関越自動車道などが被災し、新潟県下越地方と首都圏を結ぶ陸上交通路が寸断されました。しかし、磐越自動車道は被害を受けなかったため、この高速バス路線が代替ルートとして活用されることになりました。

2004年10月26日から臨時便が6往復増発され、1日8往復体制で運行されました。一時的にはさらに増便され、1日最大9往復が運行された日もありました。上越新幹線が同年12月28日に全線で運行を再開した後も、この増発措置は2005年1月10日まで続けられました。

運行会社

福島交通（郡山支社）
新潟交通（新潟東部営業所）

停車停留所

▼：郡山発は乗車のみ、新潟発は降車のみ扱い
▲：新潟発は乗車のみ、郡山発は降車のみ扱い
♯：休憩停車を行うパーキングエリア

運行経路

（郡山インターチェンジ） - 東北自動車道 - （郡山ジャンクション） - 磐越自動車道 - （新潟中央ジャンクション） - 日本海東北自動車道 - （新潟亀田IC） - 国道49号亀田バイパス - 国道7号栗ノ木バイパス・明石通 - 新潟県道33号新潟停車場線 - 国道7号

運行回数

1日2往復（各社1往復）

運賃

※2024年7月1日現在

大人片道3500円。往復割引の設定はありません。

歴史

2004年（平成16年）
3月20日 - 運行開始。
10月26日 - 2005年（平成17年）1月10日まで、新潟県中越地震による臨時便（6往復、のち7往復）を運行。
2014年（平成26年）4月1日 - 運賃改定。
2017年（平成29年）4月1日 - コパル前バス停に停車開始。
2019年（令和元年）6月21日 - 運賃改定。
2020年（令和2年）
4月25日 - 新型コロナウイルスの影響により、この日より当面の間運休。
6月19日 - 運行を再開。

車両

4列シート（40人乗り）、化粧室付きの車両で運行されています。

外部リンク

福島交通 高速バス 郡山 - 新潟線
新潟交通 郡山高速バス

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