都城志布志道路

都城志布志道路：宮崎と鹿児島を繋ぐ生命線

都城志布志[道路]]は、宮崎県都城市の宮崎自動車道都城インターチェンジ]から[[鹿児島県志布志市の志布志港に至る、全長約40キロ[[メートル]]の地域高規格[[道路]]です。1994年に計画路線に指定され、段階的な整備が進められています。志布志港は中核国際港湾として、特に飼料輸入において重要な役割を果たしており、都城・曽於地域は国内有数の食糧供給基地です。この道路は、これらの地域を効果的に結び、物流の効率化や地域経済の活性化に大きく貢献する役割を担っています。

主要な整備区間と開通状況

都城志布志道路は、複数の区間から構成され、それぞれ国土交通省や宮崎県、鹿児島県によって整備が進められてきました。2022年3月末現在では、都城市の乙房ICから志布志市の志布志ICまでが開通しており、都城市と志布志市間の所要時間は40分と大幅に短縮されました。残りの区間も順次開通予定で、全線開通すれば、更なる地域活性化が期待されています。

具体的には、都城ICから五十町ICまでは国道10号のバイパス[[道路]]として整備され、それ以降は宮崎県道・鹿児島県道のバイパス[[道路]]として整備されています。志布志ICから志布志港IC区間を除き、自動車専用[[道路]]として整備されています。

開通の歴史

都城志布志道路の開通は段階的に進められ、数多くの区間の開通が大きな成果として積み重ねられてきました。以下に、重要な開通時期をまとめます。

[1994年]12月16日: 計画路線に指定
[2005年]2月17日: 末吉IC - 松山IC間開通
[2008年]2月15日: 松山IC - 有明北IC間開通
2011年(平成23年)4月19日: 五十町IC - 梅北IC間開通
[2012年]3月24日: 平塚IC - 五十町IC間開通
[2018年]: 梅北IC - 金御岳IC間、有明北IC - 有明東IC間開通
[2019年]: 横市IC - 平塚IC間、志布志市道 - 志布志港臨港道路間（国道220号跨道橋、都城方面片側）開通
2021年(令和3年): 有明東IC - 志布志IC間、金御岳IC - 末吉IC間開通（横市IC - 志布志IC間全線直通利用可能）
令和4年'>[2022年]3月12日: 乙房IC - 横市IC間開通

現在、残る未開通区間は都城IC - 乙房IC間と志布志IC - 志布志港IC間の2区間のみで、2024年度の開通を目指して工事が進められています。

構成道路

都城志布志道路は、複数の道路によって構成されています。それぞれの道路は、地域特性や交通状況を考慮して整備が進められています。代表的な構成道路として、以下が挙げられます。

都城道路: 国道10号のバイパス。都城IC - 五十町IC間を結ぶ。
都城東環状線: 宮崎県道12号のバイパス。五十町IC - 梅北IC間を結ぶ。
梅北工区、金御岳工区: 宮崎県道109号のバイパス。梅北IC - 宮崎・鹿児島県境間を結ぶ。
末吉道路、末吉松山有明道路: 鹿児島県道109号のバイパス。宮崎・鹿児島県境 - 有明北IC間を結ぶ。
有明道路、有明志布志道路: 鹿児島県道63号のバイパス。有明北IC - 志布志IC間を結ぶ。
* 志布志道路: 鹿児島県道63号のバイパス。志布志IC - 志布志港IC間を結ぶ。

各構成道路の規格、設計速度、車線数などは、それぞれ異なります。

地域への貢献

都城志布志道路の整備は、地域経済の活性化に大きく貢献しています。港湾と内陸部を結ぶことで、物流の効率化、観光客の増加、雇用創出など、多方面への効果が期待されます。今後も、地域住民の生活向上に貢献していくことが期待されます。

今後の展望

2024年度には全線開通が予定されており、その際には、都城市と志布志市間の交通アクセスが更に改善され、地域間の交流がより一層活発になると期待されます。また、物流効率化による経済効果や、観光振興による地域活性化など、多様な効果が期待されています。

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