都築和彦

都築 和彦（つづき かずひこ）

都築和彦は、1962年5月19日生まれの日本の漫画家及びイラストレーターです。彼は元々日本ファルコムの社員であり、その経歴は1980年代後半にまで遡ります。在籍中には『ザナドゥ』など、数多くのゲームの公式イラストを手がけました。彼のカラーイラストは、以前はアナログ技術を用いて制作されていましたが、現在ではデジタル技術を駆使しており、特に自作の「きらきら筆」というソフトを使用した2DCG作品が特徴的です。

また、彼の作品にはアダルト系のイラストも含まれており、この際は「水村かおる」という名義を使用しています。多様なスタイルとジャンルを持つ彼の作品は、多くのファンに愛されています。

経歴に関する詳しい情報

都築は日本ファルコムでのキャリアを経て、さまざまな雑誌でマンガやイラストを発表してきました。彼が関わった主な作品には、以下のようなものがあります。

• - おさかなマーチ（『月刊コミックNORA』、学習研究社）
• - SSディッガー（『コンバットコミック』日本出版社、後に『コミックゲーメスト』新声社）
• - WHOO?!（『月刊アフタヌーン』講談社）
• - ANGEL DOLL（『月刊アフタヌーン』、講談社）
• - やまとものがたり（『Good!アフタヌーン』、講談社）
• - まじかるティポット（『レモンピープル』、あまとりあ社）
• - IZUMO（『月刊コミックNORA』、学習研究社）- OVA化された人気作品
• - ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説（『月刊コンプティーク』、角川書店）
• - 陽一郎わんすもあ（『富士見ファンタジアコミックス』、富士見書房）- 「水村かおる」名義で発表
• - PLANET BRUTE（『富士見ファンタジアコミックス』、富士見書房）

多岐にわたるジャンルで活躍する彼の作品は、特にファンタジーやアダルト分野においてその名を知られています。

小説挿絵と画集

都築和彦は漫画以外にも、小説の挿絵なども手がけています。代表的な作品には以下があります。

• - 宇宙一の無責任男（富士見ファンタジア文庫、富士見書房）- 外伝4まで。
• - 無責任艦長タイラー スーパー・デラックス版（朝日ノベルズ、朝日新聞出版）
• - やっぱりRPGが好き!（富士見ドラゴンブック、富士見書房）
• - それでもRPGが好き!（富士見ドラゴンブック、富士見書房）

また、彼の画集も多数リリースされており、ファンには好評です。代表的な画集には以下のものがあります。

• - AQUA（学習研究社）
• - 赤い角笛 プラネットブルート神話（富士見書房）
• - ねこのこ（メディアックス）
• - まあめいど
• - 夢夢夢（むーむーむー）
• - Etude（エチュード）
• - Stream（ストリーム）
• - lllusion（イリュージョン）
• - まぼろし（学習研究社）

キャラクターデザインやその他の作品

さらに、彼はキャラクターデザインの分野でも活動しており、『ひざの上の同居人』（D3パブリッシャー）など、様々な作品に携わっています。これらの作品は、彼のデザインセンスと多才さを活かしたものです。

また、彼は1994年に『サムライスピリッツ 4コマ決定版』（新声社）といった特異な出版物にも参加しており、幅広い分野でのクリエイティブな活動を続けています。

都築和彦は、デジタルイラストの進化を取り入れつつ、伝統的なマンガやイラストのテクニックを維持し、多くのファンに支持されています。彼の作品は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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