酒井忠隆

酒井忠隆は、天和元年に奏者番に任じられ、翌年に父である第2代藩主・酒井忠直の死去に伴い家督を相続し、小浜藩の第3代藩主となりました。

藩主就任時、父の遺言に従い、弟の忠稠に1万石を分与し、これにより小浜藩の支藩として敦賀藩が新たに立藩されることとなりました。これは、藩の統治体制に大きな変化をもたらす出来事でした。

貞享3年閏3月21日、忠隆は小浜において36歳で死去しました。その短い生涯ではありましたが、藩政に一定の足跡を残し、その後の小浜藩の発展の礎を築いたと言えるでしょう。

跡は長男の忠囿が継ぎました。

系譜

父：酒井忠直
母：松平定頼の娘
正室：島津綱久の娘
長男：酒井忠囿（1671-1706）
生母不詳
女子：亀姫、長寿院 - 毛利吉就正室
* 女子：島津惟久正室

酒井忠隆は、藩主としてだけでなく、一人の人間としても、その決断と行動が後世に影響を与えた人物として記憶されています。

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