金日煥

金日煥（キム・イルファン、김일환、きん にっかん、1956年4月28日 - ）は、韓国の囲碁棋士で、慶尚南道蔚山市（現・蔚山広域市）出身です。韓国棋院に所属し、九段の段位を有しています。

1974年にプロ棋士としての第一歩を踏み出し、初段となりました。その後、着実に実力を伸ばし、1983年に五段に昇段。1985年から1987年には、韓国の名人戦リーグに連続で参戦し、その実力を示しました。

1986年には、新王戦でベスト8に進出。1987年には六段に昇段し、さらに棋士としての地位を確立しました。1989年から1991年にかけて、再び名人戦リーグに参戦。1989年と1990年には、東洋証券杯世界選手権戦に出場し、世界を舞台に活躍しました。1990年の新王戦でもベスト8に進出しています。

1992年には七段に昇段、1996年には八段となり、着実に段位を上げていきました。1998年には、ついに九段に昇段し、トップ棋士の一員となりました。1999年には、再び名人戦リーグに参戦しています。

2002年には、入神連勝最強戦で決勝に進出し、劉昌赫九段と対戦しましたが、惜しくも0-2で敗れ準優勝となりました。2004年には、ジャックフィールド杯プロシニア棋戦で準優勝。2007年の電子ランド杯王中王戦ではベスト4に進出。2008年の王中王戦ではベスト8に進んでいます。

2009年には、三星火災杯世界[[囲碁マスターズ]]に出場し、世界戦でもその実力を発揮しました。2010年には、BCカード杯世界囲碁選手権に出場しましたが、2回戦で朴廷桓九段に敗退。同年には、大舟杯プロシニア最強者戦でベスト8に進出しました。2012年には再びBCカード杯に出場。2014年には、シニア国手戦で準優勝、シニア棋王戦でベスト4に進出しました。さらに、2015年にはシニア国棋戦とシニア王中王戦の両方でベスト4に進出しています。

2016年には、シニアリーグ戦に富川市チームの一員として出場しました。長年にわたり、数々の棋戦で上位進出を果たすなど、その実力は今も健在です。その卓越した棋力と長年の経験を活かし、多くのファンを魅了しています。

主な戦績

マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦 準優勝
ジャックフィールド杯プロシニア棋戦 準優勝
シニア国手戦 準優勝
名人戦リーグ入り（1985-87年、1989-91年、1999年）
新王戦 ベスト8（1986年、1990年）
電子ランド杯王中王戦 ベスト4（2007年）
王中王戦 ベスト8（2008年）
シニア棋王戦 ベスト4（2014年）
シニア国棋戦 ベスト4（2015年）
シニア王中王戦 ベスト4（2015年）

参考文献

『囲碁年鑑』日本棋院

外部リンク

韓国棋院「김일환(金日煥)」

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