金河成

金河成（キム・ハソン）

金河成（ハソン・キム）は、1995年10月17日生まれの韓国出身内野手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のサンディエゴ・パドレスに所属している。彼は右投げ右打ちの選手で、俊足と強肩が特徴の守備範囲の広い内野手として知られています。

経歴

キウム時代

金河成は2014年の新人ドラフトでネクセン・ヒーローズ（後のキウム）に指名され、入団を果たしました。彼はチームの新人選手の中で唯一、一軍の沖縄キャンプに参加し、2015年5月16日にロッテ・ジャイアンツとの試合で代打として一軍初出場を果たしました。

2015年シーズンから遊撃手としてレギュラーを務め、140試合に出場。2016年には全試合に出場し、20本塁打と20盗塁を達成しました。2017年には、第4回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の韓国代表に選出され、オフには第1回アジアプロ野球チャンピオンシップの代表にも名を連ねました。

2018年、彼は安定した活躍を続け、オフには初のゴールデングラブ賞を受賞。アジア競技大会では、韓国代表として優勝し、兵役免除の特典を得ました。2019年もゴールデングラブ賞を受賞し、韓国代表としてWBSCプレミア12に出場。ここでも最優秀遊撃手に輝きました。2020年はMLBへの移籍を目指し、ポスティングを公示しました。

パドレス時代

2020年末、金河成はサンディエゴ・パドレスと4年総額2800万ドルの契約を締結しました。彼は2021年4月1日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビューを果たしました。初安打はわずか9日後の4月10日に記録し、6月20日の試合では決勝ホームランを打ち、チームの勝利に貢献しました。

2022年には、フェルナンド・タティス・ジュニアの怪我により遊撃手としての役割を担い、オフには第5回WBCの韓国代表候補に選出されました。2023年からは、正二塁手としてプレーすることが決まり、ユニフォームの背ネームも「H.S.KIM」に変更されました。WBCでは全試合に出場し、長打力を見せましたが打率は低迷。一方、レギュラーシーズンでは自身初のサヨナラ本塁打を記録し、ナショナルリーグで高いWARを達成しました。

プレースタイル

金河成は、守備において広い範囲をカバーできることと、スピード、強肩に定評のある選手です。高校時代には内野のユーティリティープレイヤーとして活動していたが、プロ入り後は遊撃手に固定されています。パドレスでは、他の内野手たちと共に二塁手や三塁手としても起用されています。

表彰と代表歴

金河成は、KBOリーグでゴールデングラブ賞を3回（2018-2020年）取得し、MLBでも2023年にゴールドグラブ賞を獲得しました。また、韓国代表としてもすべての主要大会に出場し、成功を収めています。

金河成選手は今後もさらなる活躍が期待される選手です。

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