金目川

金目川（かなめがわ）とは

金目川は、神奈川県西部を流れ、相模湾に注ぐ二級河川であり、金目川水系の本流です。平塚市上平塚の渋田川との合流点より下流は花水川と呼ばれます。

地理

金目川は、神奈川県秦野市の大山南西斜面に源を発し、秦野盆地を南東方向に流れます。平塚市内では北西から中央部を流れ、平塚市唐ヶ原（とうがはら）で相模湾に注ぎます。河川の全長は21キロ[[メートル]]と短く、水源から海までの距離が非常に短いのが特徴です。

名称の由来

金目川という名称は、中流部に位置する旧金目村（現在の平塚市金目地区）に由来しています。上流部では、源流がある春岳山から春岳川（はるたけがわ）とも呼ばれていました。また、花水川という名前は、岸辺に桜が多く咲くことに由来しています。

過去の災害

金目川は、その短い河川長と地形的な特徴から、過去に何度か災害に見舞われています。

1979年（昭和54年）10月19日の台風20号: 金目川水系における降雨により、上流部で堤防が決壊し、畑や水田に被害が出ました。
2021年（令和3年）7月3日の大雨: 金目川の増水により、神奈中バス長瀬バス停（平塚市長持）の秦野方面行きのバス停が崩落し、一時的にバス停が休止となりました。

流域の自治体

金目川の流域には、以下の自治体が含まれます。

神奈川県
秦野市
平塚市
中郡大磯町

支流

金目川には、以下の支流があります。

小蓑毛沢
中丸沢
二ツ沢
葛葉川
久保ノ沢
延沢
加茂川
室川
座禅川
鈴川
河内川

橋梁

金目川には、多くの橋梁が架けられています。以下に主な橋梁を流域の自治体ごとに示します。

秦野市

蓑毛橋（神奈川県道70号秦野清川線）
蓑毛新橋
才戸橋
金目川橋（東公民館付近）
落合橋（国道246号）
いりふね一本橋
下落合橋
入船橋（神奈川県道704号秦野停車場線）
十代橋
天王下橋
弘法橋（神奈川県道71号秦野二宮線）
大安橋
中野橋
蓬莱橋
蓬莱橋人道橋
秦才橋（神奈川県道62号平塚秦野線）
小田急小田原線鉄橋
中里橋
東名大槻橋（東名高速道路側道）
秦野高架橋（東名高速道路）
南平橋
欠ノ上人道橋

平塚市

土屋橋（神奈川県道77号平塚松田線）
金目川水道橋
前河原橋
観音橋
金目通学橋
吾妻橋（神奈川県道63号相模原大磯線）
片岡橋(小田原厚木道路)
金旭中通学橋
水神橋
東海道新幹線橋梁
霞橋
東雲橋

平塚大橋より下流は花水川と名称が変わります。

平塚大橋
高麗大橋

大磯町

花水橋（国道1号）

平塚市

東海道本線鉄橋
下花水橋
* 花水川橋（国道134号）

まとめ

金目川は、その短い距離の中に豊かな自然と歴史を持つ河川です。過去には水害に見舞われたこともありましたが、現在では地域の人々の生活を支える重要な役割を担っています。流域に住む人々にとって、金目川は単なる河川ではなく、生活に密接に関わる大切な存在です。

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