鎌瀬駅

鎌瀬駅について

鎌瀬駅（かませえき）は、熊本県八代市坂本町鎌瀬に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）肥薩線の駅です。この駅は、1952年（昭和27年）に地元住民の請願によって開設された、歴史ある駅です。開設当初から駅員は配置されておらず、現在も無人駅として運営されています。

歴史

鎌瀬駅は、1952年6月1日に日本国有鉄道によって開設されました。これは、人吉機関区にキハ41000形気動車が配置され、運行が開始されたことが背景にあります。1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道（JR九州）に継承され、現在に至っています。

駅構造

駅は築堤上に設けられた単式ホーム1面1線を持つ地上駅です。駅舎はありませんが、ホーム上には待合所が設置されています。この待合所は、同じ肥薩線の西人吉駅にあるものとよく似た意匠が用いられており、歴史を感じさせるデザインとなっています。

利用状況

鎌瀬駅は無人駅であり、1日の平均乗車人員や乗降人員は比較的少ない状況です。これは、駅周辺の人口が少ないことや、他の交通手段の利用者が多いことが影響していると考えられます。

駅周辺

駅前には熊本県道158号中津道八代線が走っており、駅の周辺には小さな集落が点在しています。駅から南へ約1.5kmほど進むと、中津道の少し大きな集落があります。また、球磨川の対岸にも集落がいくつか見られます。

駅の近くには、以下の施設や道路があります。

球磨川: 駅の近くを流れる一級河川で、地域の人々の生活と密接に関わっています。
熊本県道158号中津道八代線: 駅前を通る主要地方道で、地域の交通を支えています。
鎌瀬橋: 駅から約1.5kmの距離にある橋で、球磨川を渡るための重要な交通手段です。
国道219号: 球磨川を挟んで対岸を走る国道で、広域交通の役割を担っています。
中津道阿蘇神社: 地域の信仰を集める神社で、地元住民の心のよりどころとなっています。
上松求麻郵便局: 地域に密着した郵便局で、住民の生活を支えています。

隣の駅

鎌瀬駅は、肥薩線において以下の駅に隣接しています。

葉木駅 - 鎌瀬駅 - 瀬戸石駅

これらの駅は、鎌瀬駅と同様に肥薩線の沿線に位置しており、それぞれ異なる特徴を持っています。

参考資料

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「肥薩線・吉都線・三角線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第2号、朝日新聞出版、2009年7月19日。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

鎌瀬駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

もう一度検索