鎌田俊哉

鎌田俊哉：音楽界を彩る多才なプロデューサー

鎌田俊哉（1958年8月10日生まれ）は、音楽プロデューサー、作詞・作曲・編曲家、そしてギタリストとして、日本の音楽シーンに深く貢献してきた人物です。東京都出身で、幼少期から音楽に親しみ、多様なジャンルを横断しながら、数多くのアーティストを成功に導いてきました。

生い立ちと音楽への目覚め

会計検査院長を務めた鎌田英夫を父に持つ鎌田は、4歳からクラシックピアノを始め、音楽の基礎を築きました。幼少期から「ウエスト・サイド物語」や「マイ・フェア・レディ」などのミュージカル映画音楽に魅了され、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ、ビング・クロスビーなどの音楽が身近にある環境で育ちました。中学校でギターを始め、高校在学中にバンドデビュー。音楽専門学校で音楽理論、編曲法、JAZZギターを学び、作曲家、編曲家、ギタリストとしての才能を開花させました。

プロデューサーとしての躍進

24歳の時、山下達郎のレーベル“Moon Records”に参加。その後、近藤真彦のレコード制作を機に、ジャニーズ事務所の音楽制作に深く関わるようになります。少年隊、SMAP、嵐、KAT-TUNなど、数々の人気グループのCD制作、ミュージカル、CM音楽を手がけ、ジャニーズサウンドの一時代を築きました。また、Cindy、林田健司、Kiroro、DEEN、Paris Matchなど、多様なアーティストのプロデュースも行い、Charのアルバムにも参加するなど、幅広いジャンルでその才能を発揮しました。2000年には、ビクターエンタテインメントで大人向けレーベル“aosis records”を立ち上げ、190タイトル、950曲をプロデュースしました。

アジアへの進出と国際的な活躍

2010年からは活動拠点を中国に移し、男性アイドルグループRTAのプロデュースを始め、中国No.1デュオの羽泉や、張靚穎、陳明、呉莫愁、韓紅など、多くの人気歌手のアルバム制作に携わりました。2014年からは、中国を含むアジア地域の映画、ドラマ、ゲーム音楽の制作にも力を入れ、映画『爵』シリーズや『前任3:再見前任』、ドラマ『诛仙 青云志』など、数々の作品で音楽監督を務め、アジアの音楽業界を牽引しています。

多岐にわたる音楽活動

鎌田俊哉は、SMAPの『夜空ノムコウ』や嵐の『A・RA・SHI』など、数々のヒット曲を手がけてきました。また、MISIAの『Sea of Dreams 〜Tokyo DisneySea 5th Anniversary Theme Song〜』や修二と彰の『青春アミーゴ』など、印象的な楽曲も多く手がけています。東宝ミュージカル『Shock』や『Dream Boy』などのミュージカル音楽、日本テレビのアテネオリンピックテーマ曲、ヤン坊マー坊天気予報のCM音楽など、幅広い分野でその才能を発揮しています。

鎌田俊哉は、日本の音楽シーンだけでなく、アジアのエンターテインメント業界においても重要な役割を果たし続けています。彼の音楽に対する情熱と創造性は、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

主なプロデュース・楽曲制作アーティスト

SMAP
嵐
KAT-TUN
MISIA
Kiroro
近藤真彦
少年隊

映画・ドラマ音楽

映画『爵』シリーズ
映画『前任3:再見前任』
ドラマ『诛仙 青云志』

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