長尾駅 (大阪府)

長尾駅（JR-H27）

長尾駅は、大阪府枚方市長尾元町五丁目にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）片町線（学研都市線）の駅です。大阪府の東端に位置し、京都府との境界に近い場所にあります。

概要

1898年（明治31年）に開業した長尾駅は、学研都市線における重要な駅の一つです。かつては、当駅を境に電化区間と非電化区間に分かれており、列車の運行形態も異なっていました。現在は全線電化され、利便性が向上しています。

歴史

1898年（明治31年）4月12日: 関西鉄道が四条畷駅から延伸し、終着駅として開業。
1907年（明治40年）10月1日: 国有化。
1950年（昭和25年）12月25日: 四条畷駅 - 長尾駅間が電化。
1979年（昭和54年）10月1日: 四条畷駅 - 当駅間が複線化。
1989年（平成元年）3月11日: 当駅 - 木津駅間が電化。
2013年（平成25年）2月10日: 橋上駅舎が供用開始。

開業当初は地上駅で、ホーム間の移動には構内踏切を利用していました。1979年の複線化の際に駅舎とホームが改築され、2013年には橋上駅舎に生まれ変わりました。この改築により、エレベーターやエスカレーターが設置され、バリアフリー化が実現しています。

駅構造

現在の長尾駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。橋上駅舎は、木目調の天井や自然光を取り入れる設計が特徴で、周辺の景観に調和したデザインとなっています。駅舎内には、エレベーター、エスカレーター、多目的トイレが設置されています。

1番のりば: 京橋方面・木津方面への折り返しが可能
2番のりば: 京橋方面への折り返しが可能

ダイヤ

日中時間帯は、区間快速が1時間に4本停車します。朝夕は快速・普通電車が増発され、通勤・通学の利用客に対応しています。平日午前中には、当駅折り返しの列車も設定されています。

利用状況

2022年（令和4年）度の一日平均乗車人員は10,046人です。学研都市線の区間快速停車駅の中では最も多い乗車人員を誇ります。

駅周辺

駅周辺には、ロータリーが整備され、京阪バスが枚方市内の各方面へ運行しています。また、京都駅八条口行きの高速バス「直Q京都号」も発着しており、京都市内へのアクセスも便利です。

隣の駅

■快速
松井山手駅 (JR-H26) - 長尾駅 (JR-H27) - 河内磐船駅 (JR-H30)
■区間快速・■普通
松井山手駅 (JR-H26) - 長尾駅 (JR-H27) - 藤阪駅 (JR-H28)

長尾駅は、学研都市線を利用する人々にとって、重要な交通拠点となっています。駅の改良や周辺施設の整備により、ますます利便性が向上しています。

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