長崎税関

長崎税関

長崎税関は、九州地方の西側を管轄する日本の税関です。長崎市に本関を置き、管内には多数の支署や出張所を配置し、広範囲な地域における税関業務を担っています。

歴史

長崎税関の歴史は、江戸時代にまで遡ります。

1698年: 長崎会所が設置される。
1859年: 長崎、神奈川（横浜）、箱館（函館）の3港が開港し、長崎会所の一部に湊会所が設けられる。
1863年: 湊会所が長崎運上所と改称される。
1867年: 長崎会所が廃止される。
1872年: 運上所が税関という呼称に統一される。
1878年: 長崎税関口之津支庁が開設される。
1891年: 長崎税関梅ヶ崎庁舎が竣工する。
1898年: 長崎税関下り松派出所が開設される（現存し、重要文化財に指定されている）。
1909年: 長崎税関門司税関支署が独立し、門司税関となる。
1923年: 長崎港に日華連絡船が就航する。
1928年: 現在地に長崎税関庁舎が竣工する。
1942年: 神戸丸遭難により職員が殉職する。
1943年: 第二次世界大戦の影響により税関官制が廃止され、税関業務が海運局に併合され、税関が閉鎖される。
1945年: 原爆投下により旧長崎税関庁舎が甚大な被害を受ける。その後、アメリカ第8海兵師団司令部が税関庁舎を接収する。
1946年: 税関業務が再開される（門司税関の管轄下で、長崎、佐世保、三池、三角、鹿児島に支署が設置される）。
1953年: 長崎税関が門司税関から独立する（支署として、佐世保、三池、三角、鹿児島が設置される）。
1969年: 現在の長崎税関庁舎が竣工する。
1985年: 八代支署が設置される（三角支署は出張所に改称）。

長崎税関長

長崎税関の長は、長崎税関長と呼ばれます。

管内支署・出張所

長崎税関の管内には、以下の支署と出張所があります。

長崎税関本関
長崎空港出張所
五島監視署
三池税関支署
久留米出張所
久留米出張所佐賀空港事務所
佐世保税関支署
八代税関支署
熊本出張所
水俣出張所
三角出張所
熊本空港出張所
鹿児島税関支署
枕崎出張所
川内出張所
鹿児島空港出張所
志布志出張所
名瀬監視署

監視艇

長崎税関では、以下の監視艇を保有しています。

なんせい（大型監視艇）
2018年（平成30年）三菱重工業下関造船所建造
全長38.4m、141総トン
さいかい（中型監視艇）
2001年（平成13年）鈴木造船建造
全長26.81m、全幅5.6m
ありあけ（小型監視艇）
2004年（平成16年）熊本ドック建造
全長19.9m、全幅4.6m

関連項目

税関
財務省

外部リンク

公式ウェブサイト

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