長沼駅 (東京都)

長沼駅の概要

長沼駅（ながぬまえき）は、東京都八王子市長沼町に位置する京王電鉄京王線の駅です。この駅は京王西管区に属し、駅番号はKO32です。

歴史

長沼駅の設立は1925年3月24日に遡ります。当初は玉南電気鉄道の駅として開業しましたが、1926年12月に京王電気軌道（現在の京王電鉄）に合併されました。その後、1944年には陸上交通事業調整法に基づいて東急電鉄（大東急）の駅として扱われましたが、1948年に京王帝都電鉄として再独立しました。

1983年には国道16号八王子バイパスの建設計画に伴い、駅の高架化工事が始まりました。そして1989年に下り線、1990年には上り線の高架化が完了し、新しい駅舎が完成しました。このように長沼駅は時代の変遷とともに進化を遂げてきました。

駅名の由来

駅名の「長沼」は、駅周辺を流れる浅川と湯殿川の合流地点に位置することから付けられました。この地域は古くから長く広い沼地があったため、この名前が使われています。

駅構造

長沼駅は、相対式ホームを2面2線備えた高架駅です。1階の改札口にはトイレが設置され、ユニバーサルデザインを考慮し「だれでもトイレ」も併設されています。また、2008年には改札階とホームを結ぶエレベーターが新設され、トイレの改修も行われました。自動運転式のエスカレーターも設置されており、利用者にとって便利な環境が整っています。

利用状況

2024年度のデータによれば、長沼駅の1日平均乗降人員は3,840人に達していますが、京王電鉄全駅中では利用者数が最も少ない駅の一つとなっています。この数値は過去数年間、徐々に変動しています。

駅周辺

長沼駅の周囲は北側が住宅地で構成されており、南側には八王子市立長沼小学校があります。駅周辺は宅地開発があまり進んでおらず、畑などの広がる風景が見られます。これにより、周囲の自然環境が残されています。

近くの施設

• - 長沼公園
• - 八王子市立長沼小学校
• - 山下公園
• - 六社宮

バス路線

長沼駅には八王子市コミュニティバス「はちバス」が運行しており、いくつかのルートが用意されています。

• - 東部コース：日本邸宅団地・NEC団地東・日生団地行
• - 東部コース：あったかホール・北野駅北口・片倉台経由JR片倉駅行

隣接駅

京王電鉄の京王線では、長沼駅の隣に平山城址公園駅（KO31）、北野駅（KO33）が位置しています。長沼駅では、京王ライナー、特急、急行などが通過し、区間急行や各駅停車が停車します。

文化的な側面

長沼駅はシンガーソングライターの優里が制作した「おにごっこ」のミュージックビデオ撮影が行われた場所でもあります。このように、地域の文化的な側面を持つ駅としても注目されています。

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