長谷川晋

長谷川晋について

長谷川晋（はせがわ すすむ）は、1955年10月14日に青森県八戸市で生まれ、2020年9月8日に64歳で逝去した日本の元外交官です。彼は、そのキャリアを通じて、欧州、中東など、計7か国で特命全権大使を務め、国際社会における日本のプレゼンス向上に尽力しました。

生い立ちと学歴

長谷川氏は、青森県立八戸高等学校を卒業後、1979年に東京大学教養学部を卒業し、外務省に入省しました。大学時代にはレスリング部の主将を務め、そのリーダーシップと精神力が外交官としてのキャリアにも影響を与えたと考えられます。また、1980年から82年までの2年間、フランスのグルノーブルでフランス語研修を受け、語学力を磨きました。

外交官としてのキャリア

長谷川氏は、フランス、イスラエル、タイなど、複数の在外公館で勤務しました。在フランス日本国大使館では一等書記官、外務省領事移住部では邦人特別対策室長を歴任し、その後、防衛庁運用局訓練課長としても活躍しました。これらの経験を通じて、国際情勢に対する深い知識と理解を培いました。

その後、在イスラエル日本国大使館参事官、在オーストラリア日本国[[大使館]]公使、ウィーン国際機関日本政府代表部公使などの要職を歴任し、2007年12月にはメルボルン総領事に就任しました。2010年から2012年までイラク駐箚特命全権大使を務めた後、2014年からはフランス、ストラスブール総領事（欧州評議会オブザーバー、大使）として活躍しました。2015年度からは駐チュニジア特命全権大使を務め、2018年4月1日に外務省を退官しました。

退官後と晩年

退官後の2018年6月には、八戸学院大学と八戸学院短期大学の客員教授に就任し、後進の育成にも尽力しました。しかし、2020年9月8日、病気のため東京都内の病院で逝去されました。その功績を称えられ、叙正四位が贈られました。

同期

長谷川氏の同期には、以下のような人物がいます。

平松賢司（外務省総合外交政策局長）
田良原政隆（駐エルサルバドル大使）
北岡元（エディンバラ総領事）
横井裕（駐トルコ大使）
花谷卓治（駐フィジー・バヌアツ・キリバス・ツバル・ナウル大使）
伊原純一（外務省アジア大洋州局長）
山口壯（衆議院議員）
大江博（内閣官房内閣審議官）
宮川眞喜雄（駐マレーシア大使）
廣木重之（駐南アフリカ大使）
小林弘裕（アフリカにおける地域経済共同体・平和・安全保障担当大使）
堀江良一（元駐スーダン大使）
西岡淳（駐ジブチ大使）
小川正史（駐ネパール大使）
礒部博昭（駐パナマ大使）
西村篤子（駐ルクセンブルク大使）
羽田浩二（駐イラン大使）
大澤勉（駐カメルーン大使）

長谷川晋氏は、その国際的な視野と卓越した外交手腕で、日本の外交に大きく貢献しました。彼の遺志は、多くの後進に受け継がれていくことでしょう。

外部リンク

在メルボルン日本国総領事 長谷川 晋氏 インタビュー - GO 豪 メルボルン
最新の挨拶へ - 在ストラスブール日本国総領事館（ストラスブール総領事時代の挨拶）

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