西岡淳

西岡淳（にしおか あつし）

プロフィール

西岡淳氏は、1956年に福岡県で生まれ、日本の外交官として長年活躍しました。現在は、帝京大学経済学部の教授として教鞭を執り、国際交流センター長も兼務しています。

学歴

西岡氏は、逗子市立逗子中学校、神奈川県立横須賀高等学校を経て、1979年に東京外国語大学外国語学部仏語学科を卒業しました。その後、フランス国立行政学院にも留学し、フランス語に堪能な語学力を身につけました。

外務省入省から要職歴任

1978年に外務公務員上級試験に合格し、翌年外務省に入省しました。当初は、在アルジェリア日本国大使館三等書記官としてキャリアをスタートさせました。その後、フランス語の通訳担当官として、外務大臣や内閣総理大臣の通訳を務めるなど、語学力を活かして活躍しました。1989年には経済協力局開発協力課首席事務官、1991年にはOECD代表部一等書記官、1994年には外務審議官企画官などの要職を歴任。1995年には海外経済協力基金業務第一部業務第二課長、1997年には外務省国際情報局分析第1課長に就任しました。

天皇陛下の通訳と海外勤務

1997年には、宮内庁御用掛として天皇陛下のフランス語通訳を務めました。その後、1999年に在インド日本国大使館参事官、2001年に在フランス日本国大使館参事官として海外勤務を経験しました。2003年には内閣府国際平和協力本部事務局参事官に就任し、国際協力の分野でも活躍。2004年には日本学生支援機構留学生事業部長を務めました。

モントリオール総領事と駐ジブチ大使

2007年にはモントリオール総領事に任命され、2012年には駐ジブチ大使に就任するなど、外交官として重要なポストを歴任しました。2015年からはアジア福祉教育財団難民事業本部長を務め、難民支援活動にも貢献しました。

大学教授としての現在

2018年からは帝京大学経済学部の教授として教鞭を執り、国際交流センター長も兼務しています。これまでの外交官としての経験と知識を活かし、次世代の育成に力を注いでいます。

同期入省の外交官

西岡氏と同期には、以下の外交官がいます。

平松賢司（駐スペイン大使）
田良原政隆（退官、元駐エルサルバドル大使）
北岡元（駐エストニア大使）
横井裕（駐中華人民共和国大使）
花谷卓治（退官、元駐モロッコ大使）
伊原純一（駐フランス大使）
山口壯（衆議院議員）
大江博（駐イタリア大使）
宮川眞喜雄（国家安全保障局国家安全保障参与）
廣木重之（駐スウェーデン大使）
長谷川晋（八戸学院大学客員教授、八戸学院短期大学客員教授）
小林弘裕（駐ニュージーランド大使）
堀江良一（駐エリトリア大使）
小川正史（KDDI顧問）
礒部博昭（駐パナマ大使）
西村篤子（大成建設取締役、国際石油開発帝石社外取締役）
羽田浩二（駐フィリピン大使）
大澤勉（駐カメルーン大使）

関連項目

野本佳夫 - 日本電気株式会社（NEC)顧問、前任の外務研修所副所長。
四宮信隆 - ポルトガル大使、前任のモントリオール総領事。


西岡淳氏は、長年の外交官としての経験と実績を活かし、現在は大学教授として後進の育成に尽力しています。その幅広い知識と国際感覚は、多くの学生に影響を与えています。

もう一度検索