長野県弁護士会

長野県弁護士会について

長野県弁護士会は、長野県内に法律事務所を有する弁護士が必ず加入する、弁護士法に基づく法人組織です。全国に52ある単位弁護士会の一つで、「長弁」という略称で親しまれています。

歴史

代言人規則時代

1872年（明治5年）に代言人制度が始まり、1880年（明治13年）には、免許を受けた代言人は裁判所ごとの組合に加入することが義務付けられました。長野県内では、松本、上田、長野の各地域に代言人組合が設立されました。この時期は、筑摩県が廃止され、信濃国の一部が長野県に合併された直後であり、裁判所の管轄も変動していました。

旧々弁護士法時代

1893年（明治26年）に、松本、上田、長野の三つの代言人組合が合同し、長野弁護士会が誕生しました。初代会長には近藤牧太が就任しました。当時は弁護士会に法人格は与えられていませんでした。その後、長きにわたり小島相陽が会長を務めました。

旧弁護士法時代

1936年（昭和11年）に施行された旧弁護士法により、長野弁護士会に法人格が認められました。新制長野弁護士会の初代会長には、森山儀文治が選出されました。

現行弁護士法制定以降

1949年（昭和24年）に現行の弁護士法に基づき、新たに長野県弁護士会が設立され、小穴喜一が初代会長に就任しました。この一連の流れは、全国の弁護士会に共通するもので、弁護士会の創立年が異なるのは、どの時点を創立とするかの解釈の違いによることが多いです。

所在地の変遷

弁護士会の所在地は、当初は長野地方裁判所内にありましたが、裁判所の移転に伴い、弁護士会も移転しました。1999年（平成11年）には、現在の長野県弁護士会館が建設され、そこに移転しました。

在住会

長野県弁護士会には支部はありませんが、裁判所の本庁と支部ごとに在住会が設けられています。松本在住会は、裁判所の移転に伴い、何度か場所を移転しましたが、2014年（平成26年）に松本市内に在住会館が完成しました。

業務内容

長野県弁護士会は、県庁や県下各市町村で行われる法律相談の運営、裁判員制度の普及活動、日本弁護士連合会との連携事業など、多岐にわたる業務を行っています。

所在地

〒380-0872 長野市南長野妻科432（長野県弁護士会館）

法律相談センター

• - 長野法律相談センター：長野県弁護士会館内
• - 上田法律相談センター：上田市中央西2丁目8-13 柳沢ビル101号室
• - 佐久法律相談センター：佐久市岩村田1158-13 ピースタウン平和ビル1B
• - 松本法律相談センター：松本市丸の内10-18
• - 大町法律相談センター：大町市社4682-26
• - 諏訪法律相談センター：諏訪市諏訪1丁目23-10 諏訪教育会館2階206号
• - 伊那法律相談センター：伊那市西町5000-1
• - 飯田法律相談センター：飯田市小伝馬町1丁目3594-7 コーポ沙羅301号

参考文献

• - 『長野県弁護士会戦後50年物語　上・下』長野県弁護士会会史会報編集委員会、長野県弁護士会、2001年6月

外部リンク

弁護士会.or.jp/'>長野県弁護士会

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