長野県道464号美ヶ原公園西内線

長野県道464号美ヶ原公園西内線について

長野県道464号美ヶ原公園西内線は、長野県上田市を起点とし、美ヶ原高原の北側を東西に走る県道です。起点は上田市上本入字築地原で、長野県道460号美ヶ原公園東餅屋線（ビーナスライン）と接続しています。そこから、長野県道62号美ヶ原公園沖線と合流し、武石峠で再び分離、終点は上田市鹿教湯温泉の国道254号との交差点です。

概要

この道路は、かつて「南角林道」として開通し、その後「ミナミカドスカイライン」と呼ばれ、地域住民や観光客に利用されていました。しかし、法面や路肩の崩壊の危険性から、蝶ヶ原林道との分岐点から三才山トンネル有料道路料金所前にて国道254号に接続するまでの区間が長期間通行止めとなっています。現在、この区間はゲートで閉鎖されており、自動車の通行はできません。舗装はされていますが、地割れや雑草が生い茂るなど、廃道化が進んでいます。この区間は、過去に2度の台風被害を受け、復旧の目処が立っていません。

路線データ

起点: 長野県上田市上本入字築地原（長野県道460号美ヶ原公園東餅屋線起点）
終点: 長野県上田市鹿教湯温泉（国道254号交点）

重複区間

長野県道62号美ヶ原公園沖線（長野県上田市上本入字巣栗の交点から武石峠分岐まで）

通行止め区間

長野県道62号美ヶ原公園沖線の武石峠から国道254号に交差する区間は、一年を通して通行止めです。

歴史

1966年（昭和41年）: 旧小県郡丸子町（現上田市）と営林所により、「西角沢林道」として開通。
1967年（昭和42年）: 夏季4ヶ月間、定期バスが運行（1968年まで）。「ミナミカドスカイライン」と呼ばれた。また、地元住民によって道路の整備が行われていた。
1970年（昭和45年）: 町道に昇格。
1979年（昭和54年）: 県道に昇格。しかし、利用者は減少。
1983年（昭和58年）: 2度の台風直撃で通行止め。復旧の目処は立たず。
2004年（平成16年）: 旧丸子町が調査を実施。西内地区から通行止め解除の要望が出る。

現在、通行を阻害する原因は取り除かれていますが、ゲートが設置されているため、通行は依然としてできません。

地理

この道路は、美ヶ原の北端を走り、周辺には美ヶ原高原美術館や番所ヶ原スキー場などがあります。自然豊かな景色が広がっています。

通過する自治体

長野県
上田市

交差する道路

長野県道460号美ヶ原公園東餅屋線（ビーナスライン）
長野県道62号美ヶ原公園沖線
国道254号

道の駅

道の駅美ヶ原高原

関連項目

* 長野県の県道一覧

長野県道464号美ヶ原公園西内線は、かつての賑わいを取り戻すことができるのか、今後の動向が注目されます。

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