間越海岸

間越海岸（はざこかいがん）

大分県佐伯市米水津に位置する間越海岸は、鶴見半島の南岸中央付近、米水津湾に面した約1kmの砂浜です。観音崎が東に突き出し、その先には横島が浮かぶ風光明媚な景観が特徴です。

海岸の特徴

間越海岸は、流入する川がないため、豊後水道からの黒潮の影響を直接受け、常に海水が入れ替わることで、大分県内でも屈指の透明度を誇ります。その美しさは「大分百景」にも選ばれるほどです。

砂浜には砂丘が形成されており、数千本のハマユウが自生しています。このハマユウ群落は「米水津間越海岸のハマユウ群落」としておおいた遺産にも選定されており、7月から8月にかけて白い花が咲き誇る様子は圧巻です。また、砂丘によってせき止められた龍神池と呼ばれる潟湖も特徴的です。

松林の再生

かつては白砂青松の海岸として知られていましたが、マツクイムシや台風の被害により、2,000本以上あった松の木はほとんどが枯れてしまいました。しかし、2006年から2007年にかけて、松林を再生するために約1,000本のクロマツが植樹され、再び美しい景観を取り戻すための努力が続けられています。

海水浴場としての利用

間越海岸は、海水浴場としても整備されており、夏には多くの人々で賑わいます。近年、更衣室やシャワーなどの施設も整備され、より快適に海水浴を楽しめるようになりました。

地域とのつながり

毎月第3日曜日には、休校になった小学校跡地を利用して「来だんせへ市」という朝市が開催され、地元の人々や観光客で賑わいます。また、1999年からは、流下式塩田での塩作りも行われており、地域資源を活かした活動も行われています。

アクセス

鉄道・バス: JR九州日豊本線佐伯駅から大分バスに乗り約50分、バス停から徒歩約30分。
自動車: 佐伯市中心部から約40分。

間越海岸へのアクセスは、鶴見半島北岸の鶴見町側からのルートが一般的です。旧米水津村の中心部からは良道がないため、注意が必要です。

外部リンク

よのうづ風景散歩 - 佐伯市米水津商工会
間越海岸 ツーリズム大分

間越海岸は、美しい自然と地域の人々の温かさが感じられる、魅力的な海岸です。海水浴だけでなく、自然散策や朝市など、様々な楽しみ方ができるでしょう。

もう一度検索