関屋大橋

関屋大橋

関屋大橋は、新潟県新潟市の関屋分水路に架かる新潟県道16号新潟亀田内野線の道路橋梁です。左岸は中央区、右岸は西区に位置し、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

関屋分水路の開削工事の進捗に伴い、1971年5月20日に完成しました。信濃川の本川分流点に近い場所に架けられています。橋長は278.7m、幅員は17.3mで、片側2車線の計4車線を備え、両端には歩道が設けられています。当初、歩道は下流側のみでしたが、上流側の歩道は元々新潟交通電車線の橋梁として使用されていたものを、1999年4月の同線廃止に伴い2003年に改修し、歩道として供用しています。

橋の西詰にある青山道下交差点から、県道16号は右方向に進路を変え、新潟市内野、巻、国道116号方面へと続いています。この交差点を起点とする県道42号は、新潟バイパス・黒埼IC、白根方面へ、直進した先は新潟市道5-132号線となり、県道16号や新潟市道平島小針線（通称・大堀幹線）へと接続します。関屋大橋は、これらの幹線道路と繋がる新潟島（新潟市街地）から新潟市西部や南西部へ向かう交通の要衝として機能しています。

2005年3月からは、平日通勤時間帯の混雑緩和のため、関屋大橋を含む関新一丁目交差点 - 青山道下交差点の区間で車線変異（リバーシブルレーン）が実施されています。午前7時30分から9時までの間は、市役所方面が3車線、青山方面が1車線となり、市役所方面の左側車線はバスレーンとなります。それ以外の時間帯は片側2車線として運用されています。

新潟まつりの花火大会を遠くから眺めることができるため、祭り当日には青山地区を中心に多くの人が橋に集まります。

主な接続道路

新潟県道42号新潟黒埼インター線（青山道下交差点）

歴史

1971年5月20日 - 国道8号（重複：国道17号・国道116号・国道289号）の道路橋梁として開通。関屋大橋の開通前は、国道8号と国道116号は関南町交差点で接続していましたが、開通に伴い青山道下交差点で接続する経路に変更され、青山道下交差点 - 関南町交差点間は同国道の重複区間となりました。
1974年4月22日 - 新潟バイパスの開通、および国道116号の有明大橋経由の本線化に伴い、一般県道黒埼新潟線に指定変更。
1985年5月 - 主要地方道新潟亀田内野線に指定変更。後に県道番号が付与され県道16号となりました。

その他

2016年3月に街路灯がLEDに交換されました。

関連項目

関屋分水路

外部リンク

* 関屋分水　完成までのあゆみ　第２部 - 国土交通省　信濃川下流河川事務所

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