関鉄矢

関 鉄矢（せき てつや）

日本の男性総合格闘家。1994年2月8日生まれ、神奈川県横浜市出身。SONIC SQUADに所属し、第4代ZSTフェザー級王者として君臨しています。

キャリア形成

幼少期から高校2年生まで熱心に野球に打ち込んでいましたが、野球を辞めた後も体を動かすためにボクシングジムに通い始めました。これが人生の大きな転換点となります。ジムで偶然、幼馴染であり既に総合格闘家として活動していた渡邉龍太郎と再会。この運命的な出会いがきっかけとなり、渡邉が所属するSONIC SQUADで総合格闘技の道を歩み始めました。

ZSTでの活躍と王座獲得

2013年10月12日、ZSTのリングでプロ総合格闘家としてのキャリアをスタートさせました。デビュー戦ではドンキーコング64選手相手に見事な一本勝ちを収め、プロの道を白星で飾ります。その後もZSTを中心に経験を積み、2016年5月28日には中国の鄭州で開催された「武林籠中対（WLF MMA）4」に出場するなど、海外での試合も経験しました。この試合ではヌーアルティエビィエクー選手にTKO負けを喫しましたが、貴重な経験となりました。

着実に実力をつけ、2017年11月25日のZST.54では、空位となっていたZSTフェザー級王座を巡り、橘川尋貴選手との決定戦に臨みました。この重要な一戦を判定勝ちで制し、見事に第4代ZSTフェザー級王座を獲得。ZSTのトップファイターとしての地位を確立しました。

RIZINでの挑戦

ZST王者として、国内最高峰の舞台であるRIZINにも参戦します。2020年8月9日、RIZIN.22で待望の初参戦を果たす予定でしたが、対戦相手の内村洋次郎選手が怪我で欠場。急遽代役となった神田コウヤ選手と対戦し、2ラウンドTKOによる勝利を収め、RIZINデビューを飾りました。

その後もRIZINのリングに上がり続けます。2021年3月21日のRIZIN.27では、実力者の堀江圭功選手と対戦。3ラウンドに右ストレートでダウンを奪われ、パウンドによるTKO負けを喫しました。

2022年5月5日のRIZIN LANDMARK vol.3では、GLADIATORフェザー級王者であった原口央選手と対戦。白熱した展開の末、3-0の判定で勝利を掴みました。しかし、同年7月31日のRIZIN.37では、元GLADIATOR王者の風格を漂わせる中原由貴選手と対戦し、0-3の判定負けとなりました。この試合は、中原選手の対戦相手であった佐々木憂流迦選手がコロナウイルス感染により欠場したため、関選手が急遽代打で出場したものでした。

2023年6月24日、RIZIN.43にて遠藤来生選手と対戦。複数回ダウンを奪う圧倒的なパフォーマンスを見せ、3-0の判定で勝利を収めました。しかし、直近の2024年6月9日、RIZIN.47でカルシャガ・ダウトベック選手と対戦した際には、左フックを被弾しダウン。一度は立ち上がったものの、直後に受けた左ボディブローによりKO負けを喫しました。

様々な強豪選手と拳を交え、勝利も敗北も経験しながら、関鉄矢選手は日本の総合格闘技界でその存在感を示し続けています。ZST王者としての地位を守りつつ、RIZINをはじめとする更なる舞台での活躍が期待されます。

獲得タイトル

* 第4代ZSTフェザー級王座（2017年）

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