阿漕駅

阿漕駅（あこぎえき）

阿漕駅は、三重県津市大倉に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。アクセントは中高型で発音されます。

歴史

かつて駅周辺には紡績工場が立地し、貨物駅として賑わいを見せていました。最盛期の面影を伝える旧駅舎が近年まで残っていましたが、2014年9月30日に解体されました。駅の南東に位置するヤード跡地には、現在シーテック三重支社が建設されています。また、国鉄の阿漕駅とは別の場所に、1909年から1942年まで中勢鉄道の阿漕駅が存在していました。

年表

1893年（明治26年）12月31日：参宮鉄道の津駅 - 相可駅（現・多気駅） - 宮川駅間が開通した際に開設されました。
1907年（明治40年）10月1日：参宮鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となりました。
1909年（明治42年）10月12日：線路名称が制定され、参宮線の所属となりました。
1959年（昭和34年）7月15日：線路名称が改定され、参宮線の亀山駅 - 当駅 - 多気駅間が紀勢本線に編入され、同線の駅となりました。
1980年（昭和55年）8月1日：貨物の取り扱いが廃止されました。
1983年（昭和58年）12月21日：荷物の取り扱いが廃止され、無人駅となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。
2015年（平成27年）3月2日：新駅舎が完成しました。

駅構造

阿漕駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅です。列車交換、待避、折り返しが可能です。駅舎は単式ホーム側にあり、両ホームは跨線橋で連絡しています。1線スルーの配線となっているため、行き違いがない場合、通過列車は上下線ともに2番線を通過します。しかし、停車列車は原則として下り列車が1番線、上り列車が2番線を使用します。現在は津駅が管理する無人駅です。

のりば

利用状況

「三重県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

(省略)

駅周辺

駅前にはロータリーが整備されています。

三重県立津工業高等学校
三重県立みえ夢学園高等学校
セントヨゼフ女子学園高等学校・中学校
津市立橋南中学校
津市立育生小学校
津市立修成小学校
マックスバリュ垂水店
津信用金庫 橋南支店
桑名三重信用金庫 津支店

道路

三重県道525号阿漕停車場線
三重県道776号久居停車場津線
三重県道657号家所阿漕停車場線

バス路線

阿漕駅口停留所から、三重交通が運行する路線バスが発着します。

15・16：津駅 / 榊原車庫前

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

■快速「みえ」：通過

■普通：津駅 - 阿漕駅 - 高茶屋駅

外部リンク

動画で見るニッポンみちしる 阿漕駅 - NHKアーカイブス (旧駅舎の映像)

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