陸中野田駅

陸中野田駅の概要

陸中野田駅（りくちゅうのだえき）は、岩手県九戸郡野田村にある三陸鉄道リアス線の駅で、道の駅のだも隣接しています。この駅は、江戸時代にこの地で生産された塩を内陸に運ぶための「塩の道」から名付けられた愛称「ソルトロード」を持っています。

駅は株式会社のだむらによって簡易委託で運営されており、出札窓口が設置されているものの、改札業務は行われていません。道の駅記念きっぷは当駅の出札窓口で入手可能で、また「ドライバーも利用できる、とても便利な駅」として、東北の駅百選にも選ばれています。この周辺は国道45号やいくつかの県道も通っており、交通の便が良いエリアです。

駅の歴史

• - 1975年（昭和50年）7月20日: 日本国有鉄道の久慈線として開業され、当初は無人駅でした。
• - 1984年（昭和59年）4月1日: 三陸鉄道に移管され、北リアス線の一部として運営が始まり、同時に簡易委託駅となりました。
• - 1992年（平成4年）: 駅舎が改築され、新たに使いやすい施設となりました。
• - 2002年（平成14年）: 約20年後、東北の駅百選に選定され、その魅力が広く認識されるようになりました。
• - 2011年（平成23年）3月11日: 東北地方太平洋沖地震の影響で津波が発生し、駅の営業は一時停止されました。
• - 2011年（平成23年）3月16日: 久慈駅から当駅間が復旧し、営業が再開されました。
• - 2012年（平成24年）4月1日: 当駅から田野畑駅間も復旧し、サービスを再開しました。

駅の構造

陸中野田駅は、地上にある島式ホーム1面2線を持ち、ホームは将来的に延伸可能な構造をしています。また、1番線の前には横取線があり、駅の利用者にはアクセスの良さが魅力となっています。南北にそれぞれ階段が設置されていますが、南側の階段のみが使用されています。北側の階段は開業以来閉鎖されていますが、今後の利用状況によっては変更される可能性があります。

駅周辺の情報

陸中野田駅周辺には、いくつかの重要な施設があります。近くには岩手県立久慈工業高等学校や野田村役場、野田郵便局があります。また、周辺には国道45号をはじめ、岩手県道29号野田山形線、岩手県道217号野田港線、岩手県道268号野田長内線などの主要道路があり、交通の便がとても良い地域です。さらに、のるねっとKUJI・野田村営バスの「陸中野田駅」停留所も近くに存在しています。

隣接駅

三陸鉄道リアス線の駅として、隣には十府ヶ浦海岸駅と陸中宇部駅があります。これより多くの人々に利用され、地域の交通網として重要な役割を果たしています。

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