雄琴温泉

滋賀県が誇る古湯、おごと温泉

おごと温泉は、滋賀県大津市に位置する歴史ある温泉地です。その起源は約1200年前に遡り、伝承によれば、比叡山延暦寺を開いた最澄によって発見されたとされています。古くから湯治場として栄え、現在では滋賀県下最大の温泉地として知られています。

泉質と効能

おごと温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉です。湧出温度は源泉により異なりますが、およそ25℃～36℃となっています。温泉成分としては、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。これらの成分が、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復など、様々な効能をもたらすとされています。

温泉街の魅力

おごと温泉には、老舗旅館から近代的なホテルまで、様々な宿泊施設が点在しています。比叡山の麓に位置するため、多くの旅館からは琵琶湖の雄大な景色を一望できます。温泉街には、飲食店やお土産物店も立ち並び、散策も楽しめます。

歴史と文化に触れる

おごと温泉周辺には、比叡山延暦寺、日吉大社、三井寺（園城寺）など、数多くの歴史的・文化的な名所があります。これらの名所を巡る観光拠点としても、おごと温泉は最適です。

グルメを堪能する

おごと温泉の名物料理といえば、鴨料理と近江牛料理です。特に、冬の琵琶湖を代表する味覚である鴨鍋は、ぜひ味わいたい逸品です。また、近江牛を使った料理も、様々な旅館や飲食店で提供されており、舌を楽しませてくれます。

風俗街からの脱却、イメージ再生への道のり

かつてのおごと温泉は、歓楽温泉としての側面も持ち合わせていました。しかし、近年では旅館経営者たちが中心となり、温泉街のイメージ刷新に力を入れています。各旅館が趣向を凝らした露天風呂付き客室を設けるなど、設備面を充実させるとともに、接客サービスの向上にも努めています。また、「おごと温泉」という平仮名表記を積極的に使用することで、柔らかく親しみやすいイメージを打ち出しています。

これらの取り組みが実を結び、おごと温泉は家族連れや女性グループなど、幅広い層の観光客に支持される温泉地として再生を遂げました。

アクセス

• - 鉄道：JR湖西線おごと温泉駅からタクシーまたは送迎バス
• - バス：江若交通「おごと温泉」バス停下車
• - 車：名神高速道路京都東ICまたは栗東ICから

周辺観光

• - 琵琶湖クルーズ
• - 比叡山延暦寺
• - 西教寺
• - 満月寺浮御堂

おごと温泉は、美しい自然、豊かな歴史、そして美味しい食事が楽しめる魅力的な温泉地です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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