青山高原ウインドファーム

青山高原ウインドファーム

青山高原ウインドファームは、風力発電事業と電力供給を担う企業であり、三重県津市と伊賀市にまたがる青山高原に位置する集合型風力発電所の名称でもあります。この企業は、中部電力グループのシーテックに加え、津市と伊賀市が出資する第三セクターとして運営されています。

発電所の構成

発電所には、JFEエンジニアリング製の風力発電機が20基と、日立製作所製の風力発電機が40基、合計60基が設置されています。JFEエンジニアリング製の発電機は、ローター直径50.5m、タワー高さ50m、出力750kWの仕様です。一方、日立製作所製の発電機は、ローター直径80m、タワー高さ65.4m、出力2000kWとなっています。これらの発電機により、最大出力は95,000kWに達します。

青山高原の風力発電施設

青山高原には、青山高原ウインドファームの他に、シーテックが単独で運営するウインドパークも存在します。このウインドパークには29基の発電機が設置されており、総出力は57,000kWです。これら全てを合わせると、合計89基、総出力152,000kWとなり、日本の[[風力発電]]所の中で最大規模となります。さらに、ウインドパーク布引北の建設も計画されており、今後も発電規模の拡大が見込まれます。

沿革

2000年12月：会社設立
2003年3月：青山高原風力発電所（750kW×20基、計15,000kW）が運転を開始
2008年3月：風力発電機の増設調査を開始。2015年までに約60基、95,000kW規模を目指すと発表
2016年3月：新青山高原風力発電所第1期分（2,000kW×18基、計36,000kW）が運転開始
2017年2月：新青山高原風力発電所第2期分（2,000kW×22基、計44,000kW）が運転開始

関連情報

室生赤目青山国定公園：青山高原は、この国定公園の一部に位置しています。
三重県道512号青山高原公園線：発電所へのアクセス道路として利用されています。

外部リンク

青山高原ウインドファーム


青山高原ウインドファームは、再生可能エネルギーの普及に貢献する重要な施設であり、その規模と技術力は、日本の[[風力発電]]を牽引する存在と言えるでしょう。今後も、持続可能なエネルギー社会の実現に向けて、その役割はますます重要になると考えられます。

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