音羽蒲郡道路

音羽蒲郡道路は、愛知県豊川市長沢町から蒲郡市清田町に至る道路で、愛知県道73号長沢蒲郡線の一部を構成しています。2012年11月30日までは愛知県道路公社が管理する有料道路で、「音羽蒲郡有料道路」という名称でした。

概要

音羽蒲郡道路は、東名高速道路の音羽蒲郡インターチェンジ（IC）新設に合わせて、蒲郡市からのアクセス向上と愛知県道73号のバイパスとしての役割を担うために建設されました。路線の大部分は、長沢トンネル（1045m）と清田トンネル（1560m）の2本のトンネルで構成されています。蒲郡側に接続する国道23号（蒲郡バイパス）の蒲郡IC開通により、国道1号や東名高速道路へのアクセスが向上しました。

また、蒲郡市の特産品であるミカンにちなんで「三河湾オレンジロード」という愛称で親しまれています。この愛称は1986年9月に蒲郡青年会議所が公募し、1,575通の応募の中から選ばれました。当初は有料道路区間の愛称でしたが、現在では竹島に至る市道や国道473号を含む全区間を指す名称として使われています。

沿革

1986年11月21日：供用開始
2012年12月1日：無料開放に伴い、「音羽蒲郡道路」に名称変更

道路の仕様

総延長：3.0km
車線数：2車線（片側1車線）

その他

トンネル区間が長いため、火災を想定した訓練を実施する際には通行止めとなります。

開通当初の計画では、料金徴収期間は2016年11月まででしたが、毎年の交通量が計画を上回ったため、無料開放が4年繰り上げられました（2012年8月30日に愛知県が発表）。

別名

三河湾オレンジロード（蒲郡市、豊川市）

関連情報

愛知県の県道一覧
中部地方の道路一覧
無料開放された道路一覧


音羽蒲郡道路は、地域の交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしており、無料化によってさらに利用しやすくなりました。三河湾オレンジロードの愛称とともに、地域住民や観光客に親しまれています。

もう一度検索