頌栄女子学院中学校・高等学校

概要

頌栄女子学院中学校・高等学校は、東京都港区白金台に位置するキリスト教主義の私立女子中学校・高等学校です。中高一貫教育を実施しており、1884年の頌栄学校の開校を起源とする長い歴史と伝統を誇ります。高雅な品性と豊かな国際感覚を備え、社会貢献できる人材育成を目指した教育を行っています。

歴史

1884年、岡見清致によって頌栄学校が開校されました。岡見清致は、幕末の儒学者林靏梁に師事し、福澤諭吉の影響を受けた人物でした。その後、頌栄瑛学校、頌栄女学校と改称を経て、1920年には高等女学校に昇格。1964年には現在の「頌栄女子学院中学校・高等学校」に改称されました。1982年には英国にWinchester Shoei Collegeを開校するなど、国際的な展開も積極的に行っています。

創立者：岡見清致

創立者である岡見清致は、九州中津藩士の子として生まれ、東京で地主として成功しました。叔父に福澤諭吉を引き立てた岡見清熙がいたことから、英学を学ぶ機会を得ました。また、キリスト教の信仰を持ち、品川教会の設立にも関わっています。裕福な家庭環境で育ち、自身も、そして兄弟や子息たちを米国に留学させるなど、教育には熱心でした。その家族は、学校運営にも深く関わっており、後世の学校の発展に大きく貢献しました。

教育方針

本校は、キリスト教の精神に基づき、礼拝を毎朝行うなど信仰生活を重視しています。学校名は「神の名を褒め称える」という意味を持ちます。教育目標は、高雅な品性と豊かな国際感覚を備え、社会貢献できる女性の育成です。生徒一人ひとりの個性を尊重し、将来社会で活躍できる人材育成を目指しています。

施設環境

校舎は2007年から耐震補強とリニューアル工事が行われ、快適な学習環境が整備されています。また、軽井沢に学荘「頌栄山荘」を所有し、合宿などを通して生徒の交流を深める機会も提供しています。

年間行事

9月には文化祭である「コ・ラーナーズ・デイ (CLD)」10月には運動会である「ショーエイ・フィールド・デイ (SFD)」が開催されます。その他、様々な学校行事が年間を通して行われ、生徒の豊かな学校生活を支えています。

クラブ活動

文化部、体育部ともに多くのクラブがあり、生徒たちはそれぞれの興味関心に基づき活動しています。中には、学校を代表するような実績を持つクラブもあります。

アクセス

都営地下鉄浅草線高輪台駅より徒歩1分、JR山手線・東急池上線五反田駅、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金高輪駅より徒歩10分と、いずれも駅から近く、通学に便利な立地です。

制服

ブレザーとタータンチェックのスカートを組み合わせた制服は、日本で初めて正式な制服として採用されたデザインの一つと言われています。冬服、夏服、盛夏服と季節に合わせた制服が用意されています。

著名な卒業生

本校からは、作家、漫画家、学者、女優、歌手、アナウンサーなど、様々な分野で活躍する卒業生を輩出しています。特に女優の分野では著名な卒業生が多く、中には先輩後輩で共演した者もいるなど、卒業生同士の繋がりも深い学校です。

エピソード

女優の菅井きんさんと高橋ひとみさんは、本校の卒業生で、先輩後輩の関係にあります。在学中のエピソードなど、卒業生同士の繋がりや学校生活の様子を知ることができる貴重な情報です。

まとめ

頌栄女子学院中学校・高等学校は、長い歴史と伝統、そして質の高い教育で、多くの優秀な人材を育成してきた学校です。キリスト教の精神に基づいた教育、充実した施設環境、そして卒業生たちの活躍は、この学校の大きな魅力となっています。

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