頴娃駅

頴娃駅について

頴娃駅（えいえき）は、鹿児島県南九州市頴娃町郡に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）指宿枕崎線の駅です。駅のアイコンには、お茶の葉と湯呑みがデザインされており、この地域が茶の産地であることを示唆しています。

歴史

頴娃駅は1960年（昭和35年）3月22日に、国鉄指宿線（現在の指宿枕崎線）の駅として開業しました。当初から旅客駅として機能し、地域の足として利用されてきました。その後、1963年（昭和38年）10月31日に指宿線が指宿枕崎線に編入され、同線の駅となりました。国鉄分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日からはJR九州の駅として運営されています。

駅構造

駅構造は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては駅舎がありましたが、現在は解体され、吹きさらしのホームと短い旅客上屋のみが残っています。無人駅となっており、駅員はいません。

利用状況

2015年度の1日平均乗車人員は4人と、利用者は少ない状況です。しかし、この駅の周辺には、地域の生活を支える重要な施設や観光スポットが存在します。

駅周辺の環境

頴娃駅は、頴娃という地名がついていますが、町の中心部は隣の西頴娃駅周辺にあります。駅の周辺は田園地帯が広がっており、のどかな風景が特徴的です。近くには以下の施設があります。

頴娃郵便局
南九州市立頴娃小学校
国道226号
南九州警察署頴娃交番
せびら自然公園
前原海岸

その他の特徴

頴娃駅のローマ字表記「ei」は、粟生駅（ao）、小江駅（oe）、飯井駅（ii）と並び、ヘボン式ローマ字表記で駅名が最も短い駅の一つです。音節数で最短なのは津駅ですが、訓令式ローマ字では津も「tu」と表記されるため、同数で1位となります。

入野駅から続く線路は、頴娃駅に向かってさらに海抜が下がり、山川駅以来の海岸に近い場所を通ります。駅の手前では、断層崖（鬼門平）が海岸まで迫るため、3本の連続したトンネルで抜けています。このトンネルとトンネルの間の橋梁上からは、太平洋の荒波が岩に打ち付ける美しい景勝地である瀬平海岸を望むことができます。また、頴娃駅に近い前原海岸は、東シナ海の高波を利用してサーフィンを楽しむ人々に人気です。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■指宿枕崎線

入野駅 - 頴娃駅 - 西頴娃駅

外部リンク

頴娃駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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