飯島三智

飯島 三智：日本の芸能マネージャーと実業家

飯島三智（いいじま みち、1958年2月20日生まれ）は、日本の著名な芸能マネージャーであり実業家として知られています。山梨県に生まれた彼は、株式会社ジャニーズ事務所にて男性アイドルグループSMAPのチーフマネージャーとして活躍しました。飯島は、SMAPの成長を見守り、その姿を支える重要な役割を果たしました。

ジャニーズ事務所でのキャリア

飯島は、ジャニーズ事務所の黎明期からの関係者である酒井政利の推薦で同事務所に入社しました。SMAPがデビューした当初は事務職に従事していましたが、まもなくマネージャーに転属。彼女は、SMAPの初期の不遇な時期に耐えつつ、バラエティ番組など新しい場を見出し、徐々にユニットを国民的な人気アイドルに育て上げました。その後20年以上の間、飯島はSMAPのマネジメントを担当し、個々のメンバーの魅力を最大限に引き出しました。

2011年以降は、山下智久やKis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zなどのタレントのマネジメントも手がけ、「飯島派」として知られるようになりました。彼はこれらのタレントのプロデュースやテレビ出演のブッキングを担当し、業界内での影響力を高めました。

SMAPと外交活動

2011年、飯島は特に注目を集める出来事に関わりました。SMAPの北京公演に際して、温家宝元国務院総理と会見する機会がありました。この公演は、芸能界と外交の架け橋として重要な意味を持っていました。旅行で得た経験や人脈を生かし、飯島はSMAPだけでなく、他のタレントの国際的な活動にも貢献しました。

ジャニーズ事務所との対立

2015年に入ると、事務所内の派閥対立が影を落とし、飯島はメリー喜多川元副社長から厳しい叱責を受けます。この対立は、結局、彼女の退社につながります。2016年1月、飯島はジャニーズ事務所を退社し、SMAPの解散の背後には派閥の問題があったと言われています。

新たな挑戦：CULENの設立

退社後、飯島はCULENという新たな会社を設立し、元SMAPメンバーのマネジメントを引き続き行いました。彼女は新しい地図を描く中で、テレビや広告の世界で新進気鋭のクリエイターたちとのコラボレーションを進めました。経済界との広範な人脈を持つ飯島は、重要なプロジェクトでの成功を収めています。

映画製作への関与

様々なジャンルの映画製作にもかかわり、飯島は「BALLAD 名もなき恋のうた」、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」などのプロデュースを手がけてきました。映画界での活動も評価され、広い視野を持ち続けています。

社会への貢献

2020年には、日本財団へ3000万円の寄付を行い、「生きにくさ」を抱える女性や子どもたちへの支援を目的とした活動が認められ、紺綬褒章を授与されました。また、2021年には、EC事業のスタートアップ企業に社外取締役として参画し、新たな挑戦を続けています。

結論

飯島三智のキャリアは、音楽、映画、芸能マネジメントなど多岐にわたり、その過程で築いてきた人脈や経験は、彼女の今後の活動においても大きな力となるでしょう。彼女の挑戦は、今後も注目され続けることでしょう。

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