飯島規之

飯島規之：競輪、自転車競技、そしてワインへの情熱

飯島規之（いいじま のりゆき）は、1966年4月15日生まれの日本の元競輪選手、元自転車競技選手、そして現在はワイン醸造家として活躍する人物です。埼玉県出身で、競輪選手時代は日本[[競輪選手会]]埼玉支部に所属していました。

競輪選手としてのキャリア

東京都で生まれた飯島は、その後、川口市、浦和市（現在のさいたま市桜区）へと移り住みました。浦和市立南高等学校（現 さいたま市立浦和南高等学校）を経て、日本競輪学校に第61期生として入学。同期には神山雄一郎、山田裕仁、紫原政文らがいましたが、在校中は1勝も挙げることができませんでした。

1988年5月8日に花月園競輪場でデビューし4着。翌日には同場で初勝利を飾りました。競輪選手としての実績は、本人の脚質が競輪向きではなかったこともあり、目覚ましいものではありませんでしたが、それでも長年にわたり選手として活躍し続けました。

2010年9月には弥彦競輪場で落車事故に遭い、後遺症で一時的に競走から離脱。2011年11月に千葉競輪場で復帰を果たしましたが、同年12月29日の立川競輪場でのレースを最後に、2012年1月10日に選手登録を消除し引退しました。通算成績は1825戦152勝、優勝1回でした。

現役引退後の新たな挑戦

現役引退後、飯島は長野県に移住し、長野県農業大学校で農業を学びました。その後、玉村豊男に師事し、ワイン造りの道へ進みます。2014年からワイン用ぶどうの栽培を開始し、2019年には東御市に「シクロヴィンヤード」（496ワイナリー）を設立しました。2024年4月15日には、小説で知るワインと自転車のトリセツ『ヴィンヤードに吹く風（上）』を出版し、その情熱は多岐にわたります。

自転車競技選手としての輝かしい実績

飯島は自転車競技においても、長年にわたり日本の中距離走種目の第一人者として活躍しました。特に個人追抜では、2009年に43歳という年齢で全日本[[自転車競技選手権大会]]・4km個人追抜で優勝。同年の全日本プロ選手権[[自転車競技大会]]でも同種目で優勝を果たしました。その他、ポイントレースやロードレースでも実績を上げています。

2008年には、世界選手権[[自転車競技大会]]・マスターズ部門の3km個人追抜（40歳 - 44歳の部）で優勝。さらに2009年には、同種目の同年齢部門で世界記録（3分27秒826）を樹立しました。

主要国際大会での実績

1998年 - アジア競技大会（バンコク） 個人追抜2位
1999年 - アジア選手権（前橋） 個人追抜3位
2000年 - 世界選手権（マンチェスター） 個人追抜 8位
2001年 - UCIトラックワールドカップクラシックス第5戦（マレーシア・イボー）個人追抜2位
2001年 - 世界選手権（アントウェルペン） ポイントレース8位
2002年 - アジア競技大会（プサン） 個人追抜3位、ポイントレース 3位

エピソード

2011年4月10日に行われたさいたま市議会議員選挙に、桜区選挙区から無所属で立候補しましたが、残念ながら落選しています。

まとめ

飯島規之は、競輪選手、自転車競技選手、そしてワイン醸造家として、常に新しい挑戦を続ける人物です。彼の多岐にわたるキャリアは、多くの人々に刺激と勇気を与え続けています。

外部リンク

選手通算成績 - KEIRIN.JP
飯島規之 - Cycling Archives (英語)
* 飯島規之 - CycleBase (英語)

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