飯羽間村

飯羽間村（いいばまむら）

概要

飯羽間村は、かつて岐阜県恵那郡に存在した村です。現在の岐阜県恵那市岩[[村町]]飯羽間がその領域にあたります。

大字・小字

飯羽間村には、以下のような大字・小字がありました。

大字: 飯羽間
小字: 大見屋洞、小見屋洞、飯塚、永洞、大平、高洞、西川、栃洞、恵立、大下洞、森下、市場田、信寺洞、上山の田、山の田、中屋、下駒ケ洞、柳ケ坪、前田、欠の下、柳の本、向ひ田、向ひ畑、大洞、坂下、根平、洞田、上根、上菜種、石佛、塔ケ根、上田、下尾先、上尾先、駒ケ洞、小箸原、中根、平畑、寺屋敷、半の木、蔵屋敷、松割、大坪、小坪、下小坪、極楽寺、土取、川前、箕輪、八本木、光學、分根、樫植、嶋田、與十郎分、廣見、蔵前、鳥屋場、上平、中平、下平、山脇、飯留口、飯留、湯平、小屋ケ根、上八木、高松、堤下

過去に存在した小字

上小澤、小澤、小澤山、立野

これらの小字は、かつて下飯羽間村に存在しましたが、小沢溜池と阿木川ダムの建設により水没し、住民は移転しました。

歴史

古代から中世

平安時代には、美濃国遠山荘の一部でした。この地には極楽寺が開創され、地域における宗教の中心地となりました。鎌倉時代初期には、加藤景廉の嫡子である景朝が遠山景朝と名乗り、美濃遠山氏の初代となり、飯羽間は遠山氏の領地となりました。

戦国時代

戦国時代末期の元亀3年（1572年）には、武田軍が恵那郡に侵入し、飯羽間遠山氏の居城である飯羽間城が武田軍の兵火によって消失しました。

江戸時代

江戸時代には、岩村藩の領地として統治されました。

近代

1872年（明治5年）5月：上飯羽間村、中飯羽間村、下飯羽間村、根上村が合併し、飯羽間村となりました。
1889年（明治22年）7月1日：町村制の施行により、飯羽間村が発足しました。
1897年（明治30年）4月1日：富田村と合併し、本郷村が発足。同日、飯羽間村は廃止されました。

神社・仏閣

飯羽間村には、以下の神社仏閣が存在しました。

白山神社
山王日枝神社
津島神社
徳祥寺

水没した集落

かつて下飯羽間村に存在した小澤、上小澤、立野の集落は、小沢溜池と阿木川ダムの建設に伴い、全戸が移転し水没しました。

参考文献

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年
『岐阜県町村合併史』、1961年
『角川日本地名大辞典21岐阜県』角川書店、1980年

関連項目

岐阜県の廃止市町村一覧

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