飯野雄貴

飯野 雄貴：日本のプロレスラー

飯野雄貴（いいの ゆうき、1994年10月24日生まれ）は、東京都多摩市出身の男性プロレスラーで、現在はDDTプロレスリングに所属しています。彼は国士舘大学体育学部体育学科を卒業しており、体育の背景を持つアスリートです。

経歴

飯野は保善高校から国士舘大学へと進学し、大学時代にはラグビーに専念しました。ポジションは主にCTBであり、大学ではPRとしてもプレーしていました。彼のプロレスデビューは2017年にさかのぼり、その舞台となったのはDDTプロレスリングの両国国技館大会です。ここで彼は吉村直巳と上野勇希と対戦し、岩崎孝樹と共にリングに立ちました。

2018年には竹下幸之介や彰人、勝俣瞬馬が所属するユニット「ALL OUT」に加盟し、約2年半の間、その一員として活動しました。しかし、2021年3月には「ALL OUT FINAL FIGHT」でユニットが解散。その後、同年8月に男色ディーノとのタッグチーム「フェロモンズ」を結成し、新たなリングネームである「飯野“セクシー”雄貴」を名乗るようになりました。

2023年3月21日、彼はDDT後楽園ホール大会にて、火野裕士のKO-D無差別級王座への挑戦を表明しましたが、王者側からの要望により「飯野”notセクシー”雄貴」として試合に臨むことに。試合中にはフェロモンズの介入によりセクシーの一面を解放し、観客を魅了しましたが、結果は相手に勝利を奪われました。

2024年には、DAMNATION T.Aに襲撃された遠藤哲哉を助け出し、BURNING入りを宣言。これによりチームメンバーとの関係を深め、プロレス界での存在感を増しています。また、9月7日にはKANONとのシングルマッチに勝利し、DDT UNIVERSAL王座に挑む権利を得るという快挙も果たしました。

得意技

飯野はそのパフォーマンスにおいて特に目を引く技を多く持っています。スピアーやスカルフラッシング・フィナーレ、ババボムといった技を駆使し、圧倒的な存在感を放ちます。特に、リング中央で倒れた相手の近くでハカを舞うスタイルは、彼のユニークな持ち味として多くのファンに支持されています。彼がセクシーエルボーを披露する際は、多くの場面で大きな盛り上がりを見せていました。

タイトル歴

飯野はDDTで数々のタイトルを獲得しています。DDT UNIVERSAL王座では第13代王者、DDT EXTREME級王座第53代王者、さらにKO-Dタッグ王座やKO-D6人タッグ王座の獲得も経験しています。これらの経験が彼のキャリアにさらなる深みを与えています。

メディア出演

プロレス以外でも多才な飯野は、舞台やテレビドラマなどにも積極的に出演しています。2019年にはTBSの「ノーサイド・ゲーム」にも出演し、自らのプロレスラーとしての個性を活かしたキャラクターを演じるなど、俳優業でも才能を発揮しています。また、バラエティ番組にも登場し、幅広いファン層を獲得することに成功しました。

人物・エピソード

彼の背景にはラグビーで培った体力があり、ベンチプレスやデッドリフトなどの重量挙げでも高い記録を持っています。また、小・中学校の先輩には有名なタレントのホラン千秋がいるなど、意外な人脈も抱えています。

飯野雄貴はプロレス界の枠を超えて活躍し続けており、彼の今後の動向にますます目が離せません。

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