高橋駅

高橋駅について

高橋駅は、佐賀県武雄市朝日町甘久に所在する、九州旅客鉄道（JR九州）佐世保線の駅です。1923年（大正12年）8月21日に鉄道省（現在の国土交通省）の駅として開業しました。開業当初は貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、1962年（昭和37年）には貨物、1972年（昭和47年）には荷物の取り扱いを廃止し、同時に無人駅となりました。

歴史

高橋駅は、その歴史の中でいくつかの重要な出来事を経験しています。1976年（昭和51年）8月4日には、集中豪雨により駅構内が水没し、電気系統が使用不能となる被害を受け、全線が一時運休となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR九州の管轄となり、2024年（令和6年）10月3日からはICカード「SUGOCA」が利用可能となりました。

駅構造

駅の構造は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。各ホームは跨線橋で連絡しており、利用者は安全に移動できます。1989年（平成元年）にリニューアルされた駅舎は、特徴的なオランダ風のデザインが採用されています。また、汲み取り式の便所が設置されています。無人駅であるものの、自動券売機が設置されているため、切符の購入には困りません。

複線化と利便性の向上

西九州新幹線の開業に先立ち、2022年（令和4年）2月27日には佐世保線の大町駅 - 高橋駅間が複線化されました。これにより、高橋駅は単線区間と複線区間の境界駅となり、列車の運行効率が向上し、列車の待ち時間短縮など利便性が高まりました。

利用状況

2011年度の1日平均乗車人員は146人となっており、地域住民の足として利用されています。

駅周辺

駅の周辺には、武雄自動車学校、高橋郵便局といった公共施設のほか、ザ・ビッグ武雄店、スーパーセンタートライアル武雄富岡店、ファッションセンターしまむら武雄店、TSUTAYA武雄店などの商業施設が立地しています。また、佐賀県道24号武雄多久線、国道498号、国道34号といった主要道路も近くを通っており、交通の便が良いエリアです。長崎自動車道 武雄北方インターチェンジも利用しやすい場所にあります。

バス路線

駅前には、昭和バス、祐徳バス、温泉タクシーのバス停「高橋駅前」があり、以下の路線が利用できます。

昭和バス: 多久市役所前 - 多久駅北口 - 本多久 - 北方大崎 - 高橋駅前 - 武雄温泉駅前 - 武雄高校前 - 竹下町
祐徳バス: 佐賀駅バスセンター - 医療センター好生館 - 徳万 - 山口駅前 - 北方大崎 - 高橋駅前 - 武雄温泉駅前 - 下西山
温泉タクシー: 桃川駅 - 若木公民館前 - 高橋駅前 - 武雄温泉駅前

隣の駅

JR九州 佐世保線
北方駅 - 高橋駅 - 武雄温泉駅

まとめ

高橋駅は、佐賀県武雄市における重要な交通拠点であり、地域住民の生活を支える駅として機能しています。歴史ある駅舎と、近年の複線化による利便性向上が特徴です。周辺には様々な施設があり、交通アクセスも良好です。

関連情報

日本の[[鉄道駅一覧]]
* 高橋駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

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