高石本線料金所

高石本線料金所

概要

高石本線料金所（たかいしほんせんりょうきんじょ）は、かつて大阪府高石市高砂に設置されていた阪神高速道路4号湾岸線の本線料金所です。この料金所は、路線上の北方向、具体的には神戸・大阪市内（天保山）方面へ向かう車両に対して通行料金を収受する目的で設けられていました。

歴史と機能

高石本線料金所には、過去に休憩施設が併設されていた時期があります。阪神高速4号湾岸線上にある泉大津パーキングエリア（PA）が完成し、その供用が開始されるまでの間、小規模な施設である高石ミニPAが隣接して設けられていました。泉大津PAの運用開始に伴い、高石ミニPAはその役目を終えました。

料金所としての機能は、車両からの通行料金の収受を主に行っていました。廃止される直前の運用状況では、天保山・南港方面へ向かう車両のために、合計7つのブースが設けられていました。内訳としては、ETC（自動料金収受システム）専用レーンが4つ、一般レーンが3つでした。ETC専用レーンの一部は、時間帯や混雑に応じて、ETCと一般車両の双方が利用可能なETC/一般レーンとして運用されることもありました。

運用終了と現在

高石本線料金所は、阪神高速道路における料金所の再編などの動きに伴い、その役割を終えました。2020年（令和2年）3月8日の午前0時をもって運用を終了し、その後、施設は全て撤去されています。この料金所の廃止と同時に、4号湾岸線の南行きの交通のために、助松北行料金所が新たに設置されました。

料金所跡地は、撤去後に再整備が行われ、新たな道路施設として活用されることになりました。2021年（令和3年）3月30日には、この跡地に高石パーキングエリア（PA）が供用を開始しています。高石PAは、かつての料金所と同じく北行き（神戸・大阪市内方面）の車両のみが利用できる休憩施設として運営されています。これにより、この地点は料金収受の場から休憩・リフレッシュの場へと変化しました。

位置関係

阪神高速4号湾岸線における高石本線料金所の位置は、他の施設との関連で明確になります。南側には(4-09)浜寺出入口が、北側には(4-10)高石出入口がそれぞれ位置しています。かつては浜寺出入口と高石出入口の間に高石TB（本線料金所）がありましたが、現在は高石PA（北行のみ）が同じ位置に存在しています。路線上の施設名としては、「(4-09)浜寺出入口 - 高石TB（廃止）/高石PA（北行のみ） - (4-10)高石出入口」と表現されます。

関連事項

高石本線料金所に関連する概念や施設としては、日本の高速道路網におけるインターチェンジや料金所に関する一覧、特に本線料金所という施設の種類が挙げられます。また、阪神高速道路の他の主要な路線である阪神高速5号湾岸線や阪神高速16号大阪港線なども、広範な阪神高速ネットワークの一部として関連性を持つ施設と言えます。

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