鬼首村

鬼首村について

鬼首村（おにこうべむら）は、かつて宮城県玉造郡の北西部に位置していた村です。1954年（昭和29年）に鳴子町、川渡村と合併し、現在は大崎市鳴子温泉鬼首となっています。

地名の由来

「鬼首」という地名の由来には、主に二つの説があります。

坂上田村麻呂の蝦夷討伐伝説: 坂上田村麻呂が蝦夷を討伐した際、大武丸という蝦夷の首がこの地に落ちたという伝説に由来するという説です。
古戦場「鬼切部」: かつてこの地域に「鬼切部（おにきりべ）」という古戦場があり、それが訛って「鬼首」となったという説です。

地理

鬼首村は山々に囲まれた地域で、以下の山々がそびえ立っています。

荒雄岳
須金岳
大鏑山
禿岳
大柴山
小柴山

また、村内には江合川が流れています。

沿革

鬼首村の歴史は以下の通りです。

1878年（明治11年）10月29日：栗原郡から玉造郡に移管されました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、旧来の鬼首村単独で村制を施行しました。
1954年（昭和29年）4月1日：鳴子町、川渡村と合併し、新しい鳴子町となりました。これにより鬼首村は消滅しました。

行政

鬼首村の歴代村長については、詳細な記録が残っていますが、ここでは割愛します。

参考文献

『宮城県町村合併誌』（宮城県地方課、1958）

関連項目

鬼首温泉：鬼首地域にある温泉地です。
鬼死骸：鬼首地域に存在する地名です。
* 宮城県の廃止市町村一覧：宮城県内で廃止された市町村の一覧です。


鬼首村は、その名前の由来や地理的な特徴、歴史を通じて、興味深い要素を多く持つ地域でした。現在は大崎市の一部として、その名残をとどめています。

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